ブレーメン美容師が激怒、元ドイツ代表FWゼルケの法的措置を検討
ケルンのダヴィー・ゼルケ。(Photo by Lars Baron/Getty Images)
ケルンと契約更新、10年前の写真を活用されて…。
ドイツ・ブンデスリーガ1部1.FCケルンの元ドイツ代表FWダヴィー・ゼルケがこのほど、ケルンと2025-26シーズンまで契約更新した。その新契約について伝えるオリジナル動画を公開。ケルンの美容院に赴いて散髪して、気分一新、契約を更新した――という内容のものを投稿した。ところが、そこで使った1枚の写真が問題となっている。
そのオチで使われているのが、ブレーメン時代に散髪した時の写真。店を出るとゼルケ自身がそこに「2026年まで」と契約更新したことを意味するステッカーを貼って、ヴェルダーではなく、ケルンの一員であることをより強調しているのだ。
ただ、その写真はブレーメンの選手たち行きつけである美容院のファルシャド・ロトフィさんが10年前に宣伝で活用していたもの。当時「『15ユーロ』でカット」していたという宣伝写真で、モデルがブレーメン時代のゼルケだった。
同氏は『ビルド』に対し、「これは許されない。私の写真が何の相談もなく使われています。すでにメディア関係の弁護士に相談しています。動画が削除され、補償金が支払われることを期待しています」と語っている。
同メディアからの取材に対し、ケルンはコメントしていないという。ただし、美容師によると、ゼルケ本人とケルンから連絡があり、「この(失敗に終わった)ギャグについて謝罪を受けた」そうである。
28歳のゼルケは2022-23シーズン、リーグ30試合・6得点・1アシストを記録。チームは10勝12分12敗の勝点42のリーグ11位で残留を果たし、新シーズンはよりジャンプアップが期待されている。かつては浦和レッズ、サンフレッチェ広島、ヴィッセル神戸で活躍したロシア・ワールドカップ(W杯)日本代表の槙野智章がプレーしていて、来季、シント=トロイデンVVでプレーした橋岡大樹の加入も噂されている。