【移籍】ラツィオ、鎌田大地に”密着マンマーク”。空港到着、メディカルチェック…間もなく加入発表へ
鎌田のメディカルチェック、体力測定の様子を、ラツィオが密着マークしSNSで伝える。※インスタグラムの(@official_sslazio)より
水色のラツィオタオルマフラーを巻いて登場、「伝統的な “ドレスコード”に賛辞を送りたい」。
ドイツ・ブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルトを退団してフリートランスファーとなっていた日本代表MF鎌田大地(KAMADA Daichi)が8月4日、イタリアの首都ローマ入りし、セリエA・SSラツィオの加入に向けてメディカルチェックをパスした。クラブは空港到着からこの日本人ミッドフィルダーに密着し、すでに歓迎ムードに。間もなく正式発表に至る。
鎌田は2025年6月までの2年契約で、あと1年の延長オプションが付く。ラツィオのクラブ史上初の日本人選手が誕生する。
ラツィオはクラブ公式サイトやツイッター(@OfficialSSLazio)で、鎌田をフィウミチーノ空港(レオナルド・ダ・ヴィンチ空港)到着から追いかけている。明日27歳になる日本人ミッドフィルダーは、ラツィオの水色のタオルマフラーを首に巻いて現地入り。クラブは「伝統的な “ドレスコード”を尊重してくれたことに賛辞を送りたいです」と、一段と熱烈に歓迎している。
さらにクラブハウスまでの車中、メディカルチェック、体力テストの様子を伝えていて、まさに”密着マンマーク”している。
フリーになると宣言していた鎌田には、年明けにボルシア・ドルトムントから巨額オファーが届いたものの、本人はドイツ以外の戦いを希望。UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)へコンスタントに出場できるクラブでのプレーを目指し、当初はACミラン入りが有力視されたが、クラブの強化体制の変更もあり、約2週間前に話し合いは決裂していた。
そして複数クラブが候補に残るなか、今月に入り、ラツィオとの交渉が急進。口頭合意から一気に契約成立に至った。
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イタリアメディアでは、鎌田の年俸は300万ユーロ(約4億7000万円)、あるいは400万ユーロ(約6億3000万円)とも報じられている。ラツィオは昨季セリエA2位でフィニッシュし、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)の出場権を獲得している。監督はイタリア人の64歳、マウリツィオ・サッリ氏で、こだわりあるポゼッションスタイルが特徴だ。