三木谷会長がモバイル業界の“フェアプレー”を要求!「NTTをそのまま完全民営化して…」
楽天の三木谷浩史会長。(Photo by Chris McGrath/Getty Images for Rakuten)
巨人たちにいかに挑むか…まるでヴィッセル神戸のように。
J1リーグのヴィッセル神戸の会長を兼任する楽天グループ株式会社の代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏が9月6日、自身のツイッター(『エックス』に改称)(アカウントは @hmikitani)を更新し、第四の新勢力として再編を目指し踏み込んだ携帯電話(モバイル)業界について、国が日本電電公社時代に整備したインフラをより“フェア”に活用できるようにすべきだと訴えた。
三木谷氏は次のようにつぶやいた。
「NTTをそのまま完全民営化して、国の金を何十兆円も使って作った独占的インフラをベースに独占的になんでもやってよい企業を許すのはあり得ない。それをさせないために分割したのに、その話も全く議論せずに防衛費などのために、競争を阻害し、国民に『通信費が大幅に上がり国民負担を大幅に増大させる愚策』としか言いようがない」
そして改めて、電電公社の分割民営化の本来の狙い・意図について言及する。
「施策を進めるのは(せっかく楽天の参入により携帯競争が起り、携帯料金が下がり家計に4兆円バックしているのに。。)分割民営化はなんのためにやったのか。完全民営化するなら、『再度分割』し、国のお金で作ったインフラは『しっかりとした制度』の下に運営されなくてはならない。これを進めている政治家はたちはどうかしている」
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今回はより個人としての意見が強調されていて、コメント欄にもさまざまな反応が寄せられている。
より公正な競争を求めているが――そのなかでどのように巨人たちに、三木谷会長が挑んでいくのか。そのチャレンジは、ヴィッセル神戸の戦いとも共通するところがある。