【浦和】2得点のリンセン「ずっとハードワークし、今日のために準備してきた」

３点目は、シャルクからは叫ぶ声で――。

[ルヴァンカップ準々決勝　第２戦] 浦和 3-0 Ｇ大阪／2023年9月10日19:03／埼玉スタジアム

　ルヴァンカップ準々決勝、浦和レッズがブライアン・リンセンの２ゴールとアレックス・シャルクの２試合連続ゴールで、ガンバ大阪に3-0の勝利を収めた。２試合トータルスコア4-０で、ベスト４進出を決めた。10月の準決勝は横浜F・マリノスと対戦する。

　リンセンにとって、J1リーグを含めると公式戦の先発出場は６月４日の鹿島アントラーズ戦以来、約３か月ぶりに。すると開始８分、岩尾憲のコーナーキックにヘッドで合わせて先制点を奪ってみせた。

　リンセンは振り返る。

「（先制点について）その通り、練習通りさ。自分がターゲットでした。岩尾選手からパーフェクトなボールが来て、上手くヘディングで合わせられました。今日のようなコーナーキックからのゴールはオランダではたくさん決めていて、チームの武器となっていました。（秘訣は）タイミング。そこが大事。ヘディングでのゴールは多かったので自分に驚きはないよ」

　そして２点目は、「いいタッチから、しっかり良いフィニッシュを打てました」と左足の一撃を突き刺した。

　32歳のオランダ人ストライカーは、「ベンチスタートで途中出場する場合の難しさは感じていました。今日はできるだけ長くプレーしてほしいとも言われていました。 ここ最近ずっとハードワークし、今日のために準備してきました。２ゴールが生まれて良かったです」と喜んだ。

　また３点目のアレックス・シャルク弾は、リンセンのスルーから生まれた。ピッチ上では、「『後ろにいるぞ』と叫ぶ声が聞こえたんだ。シャルクがフリーの状況だったのでスルーしたんだ」と、オランダ人コンビでのゴールが決まったそうだ。

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　オランダでは６年連続で公式戦二桁ゴールを決めてきた。その点取り屋の嗅覚を感じさせるヘッドと左足でのストライカーらしい仕事ぶり。加えてシャルクとともに調子を上げてきたのは、後半戦のレッズにとって大きなプラス材料になりそうだ。