苦難続くマンチェスター・ユナイテッド。サンチョが規律違反でチームを離れる

DV疑惑のアントニーに続いて…。

　イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドは９月14日、公式サイトでイングランド代表MFジェイドン・サンチョ（Jadon Sancho）が当面の間、チームの全体練習から外れると発表した。

　クラブは次のように発表している。

「ジェイドン・サンチョは、チームの規律問題が解決するまで、ファーストチームのメンバーから離れて個人トレーニングのプログラムを続けます」

　サンチョは直近のアーセナルFC戦でメンバー外に。エリック・テン・ハフ監督は「今週のトレーニングでのパフォーマンスでこのメンバーを選んだわけではない。マンチェスター・ユナイテッドでは、日々常にそのレベルに達していなければいけない」と語っていた。

　サンチョは普段の練習から遅刻が多いことで知られ、「完璧」を求める指揮官との軋轢はより広がっていたと言われる。そして23歳のイングランド代表は自身のSNSで次のように反論した（すでに削除されている）。

「全てを信じないで！　まったくの嘘を言う人のことなど受け入れられない。今週のトレーニングでは非常によくやっていた。これ（メンバー外）には他にも理由があるはずだが、ここでは触れない。私は長い間スケープゴートとされてきた。これは不公平だ。私が望むのは、笑顔でサッカーをしてチームに貢献することだけだ」

　この投稿により、両者の関係は完全に修復不能になってしまったわけだ。

　クラブとしては、サンチョが心を入れ替えるまで、待つことになる。あるいは……このまま出場機会を得られぬまま、冬のマーケットで放出される可能性もある。

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　恋人などへのドメスティックバイオレンスでチーム合流が延期されたアントニーに続き、サンチョまでも別メニューに……。ユナイテッドが思い描いていた理想とはかけ離れた、厳しい苦難のシーズンインになってしまった。