メッシは米国で引退する意向なし。日本でのプレーは!?
メッシ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
マイアミから、さらに南へ向かう!?
今夏アメリカとカナダで展開されるメジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミに加入したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(Lionel Messi)は、2025シーズン終了まで2年半の契約を結んでいる。そしてスペインメディア『エル・ナシオナル』は9月28日、メッシは米国でキャリアを終えるつもりはない意向だと報じた。
昨季限りでのパリ・サンジェルマンとの契約満了を前に、一時は古巣であるFCバルセロナが復帰に向けて本腰を入れていた。さらにはサウジアラビア1部アル・ヒラルは史上最高額とされるオファーを提示した。しかし同メディアは、メッシは当初からアメリカ行きを決めていて、それを友人であるネイマールにも伝えていたということだ。
また36歳のレフティについて、「マイアミで引退するつもりがないのは明らかだ。契約が満了する2025年に向けて、すでに次の目的地も視野に入れている」とレポートしている。2026年に開催されるアメリカ・カナダ・メキシコ共催の北中米ワールドカップを念頭に置いた今回の移籍と言われるが、メッシは同年までの契約を結んでいない。
同メディアは、さらに南へ向かい、このスーパースターがキャリアをスタートさせた母国アルゼンチンリーグのニューウェルズ・オールドボーイズでのプレーを希望しているというのだ。
すでに神童と呼ばれていた頃、成長ホルモン分泌不全症(低身長症)に苦悩していたメッシは、治療費を全額負担し、家族もサポートするということで13歳にしてFCバルセロナに移籍することを決めた。ただ故郷のロサリオにも愛着があり、これまでも様々な支援をしてきた。そしてキャリアのラストでも、「無条件のサポート」をしたいと考えているということだ。
もちろん、マイアミでの契約延長、あるいは経営問題が改善していればバルサ復帰待望論が再び浮上する可能性はある。あるいは、ゴールを決めまくるスーパースターは、まさに日本のJリーグに求められているタレントと言える。ただ予選を含め次回のW杯を見据えるならば、(中東を含め)アジアでのプレーは非現実的か。ただアイデアと情熱で、メッシ獲りにトライするクラブも出てきてほしいとこだが……。
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マイアミでは早くも公式戦12試合・11得点・5アシストと活躍。変わらずインパクトを残している。メッシの世界的なマーケットでの価値は、むしろさらに高まっている。