珍しいPKキッカー交代で先制。青山→やり直し→パトリック│横浜FM-広島
写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
前半ラストプレーで。さらに広島が…。
[J2 19節] 横浜FM 1-4 広島/2018年8月1日/ニッパツ三ツ沢球技場
首位の広島が珍しい形で先制に成功した。
前半終了間際、広島はショートコーナーでつなぎ、ペナルティリア外から青山敏弘がクロスを放つ。このキックがペナルティエリア内でブロックしようとジャンプした仲川輝人の手に当たり、ハンドの判定でPKがもたらされる。
キッカーはクロスを放った主将の青山。青山は向かって左にシュートを放つと……、横っ飛びしたGK飯倉大樹に阻まれる。しかし副審はフラッグを上げて、PKのやり直しを指示。青山が蹴る前に、飯倉がゴールラインより前に出ていたためだ。
すると、広島はキッカーを青山からパトリックに変更する。完璧に読まれていたと判断しての珍しい”交代劇”だった。目下リーグ最多12ゴールを決めているエースが、青山と同じく向かって左に蹴り込み、広島に先制点をもたらした。
CKの前に喜田拓也も判定に不満を漏らし、PKのやり直しにより飯倉もイエローカードをもらうなど、横浜FMとしては、何とも悪い空気が流れる中で決められてしまった。
後半開始早々、広島はCKからパトリック、さらに渡大生がゴールを決め、アウェーチームがリードを広げる。結局4-1で広島が快勝を収めた。
文:サカノワ編集グループ