エムバペのレアル・マドリード移籍に暗雲!? ヴィニシウス「1500億円」契約更新で
パリ・サンジェルマンのフランス代表FWエムバペ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
メインポジションが被る構図に。
フランス1部パリ・サンジェルマンに所属するフランス代表FWキリアン・エムバペの来夏、スペイン1部レアル・マドリード移籍に暗雲か――。
スペインの複数メディアによると、レアル・マドリードはブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールと新たに4年契約を更新する予定だという。しかも、サウジアラビアなどからの強奪に備え、移籍解除金は10億ユーロ(約1500億円)に設定されるそうだ。
23歳のヴィニシウスは左ウイング(左MF)のレギュラーとして君臨。近い将来のバロンドール候補とも言われる。
『フットボール・トランスファー』によると、一方、来夏フリートランスファーになってのマドリード加入が確実視されていると言われるエムバペだが、今夏、フランス代表FWランダル・コロ・ムアニの加入により、本職である左ウイングでプレーしている。
つまり二人が揃った場合、メインポジションが被ることになる。そのシチュエーションがエムバペのマドリード移籍の障壁になるのではないか、というのだ。
パリSGでは強化責任者、監督の人選にまで影響を及ぼしたと言われるほど、強大な力を持っていた。それだけに、白い巨人の伝統の「7番」を継承するヴィニシウスがすでにいることで、少なからず居心地がいいとは言えなくなるのではないかとの見方である。
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エムバペは昨季、ストライカーである「9番」のポジションでプレーすることに不満を漏らしていたとさえ言われる。
ある意味、エムバペに対し、先制する形での契約更新にもなる。ここからまたいろいろな駆け引きが起きそうだ。となると、もしかすると……状況や条件によっては、囁かれていたエムバペのパリSGでの契約更新の可能性も高まるかもしれない。