【サッカー日本代表】カナダ戦、森保監督の記者会見から読み解くスタメン予想。「中村敬斗」「4-1-4-1」を明言!
カナダ代表戦、森保監督の記者会見のコメントから読み解く日本代表のスタメン予想。(C)SAKANOWA
復帰した南野拓実もインサイドハーフでの先発有力。
[MIZUHO BLUE DREAM MATCH] 日本代表 – カナダ代表/2023年10月13日19:35/デンカビッグスワンスタジアム
第二次森保ジャパンでエースを拝命し、この10月シリーズにも招集されながら体調不良で参加を辞退した三笘薫の代わりに誰が起用されるのか。カナダ代表戦に臨む上で、ファン・サポーターの誰もが興味を抱くテーマに対し、森保一監督のなかですでに答えが出ていた。
試合会場のデンカビッグスワンスタジアムで12日に行われた前日会見。指揮官
は「最終的には今日の練習を見て決めたい」と断りを入れた上で、今シーズンに
LASKリンツ(オーストリア)からスタッド・ランス(フランス)へ移籍した23
歳の名前をあげた。
「中村敬斗が候補かな、と思っています」
第二次森保ジャパンが船出した3月シリーズで初招集され、ウルグアイ代表戦で
デビューも果たした中村は、6月のエルサルバドル代表戦で代表初ゴールをゲット。初先発した9月のトルコ代表戦では2ゴールをあげるなど、一気に実績を積み上
げている。
システムに関しても、森保監督は「基本は4-1-4-1でスタートかな、と思って
いる」と明かした。中村が左サイドに入る2列目の「4」は、右サイドに伊東純也、
インサイドハーフには久保建英とカタールW杯以来の復帰を果たした南野拓実の
先発が濃厚だ。
1トップにはボールを収められ、2列目を活かすプレーもできる上田綺世が入り、アンカーではキャプテンの遠藤航が攻守両面でにらみをきかす。
最終ラインは右から菅原由勢、板倉滉、冨安健洋、そして左サイドバックにはメンバー選出されながらもカタールW杯欠場を余儀なくされた、右アキレス腱の断裂から復帰した中山雄太が入る。
そして前川黛也が負傷離脱し、小島亨介が追加招集されたGKは、パリ五輪世代の守護神・鈴木彩艶の抜擢が考えられる。U-22代表がアメリカ遠征を行っているなかで、森保監督のたっての希望でA代表に招集した逸材にはそれだけ大きな期待が寄せ
られている。
スタートのシステムが4-2-3-1から変わり、先発の顔ぶれも4-1で快勝した9月のドイツ代表戦から4人ないし5人が変更される。森保監督はこんな言葉も残している。
「ケガや出場停止、コンディション不良で今後も必ず招集できるとは限らない、と
いうことも考えておく必要がある。日本にはまだまだいい選手がいると示し、チ
ーム全体の経験値を上げてレベルアップする意味で、今回はいい機会だと思います。
アジア2次予選が始まっても誰かに依存するのではなく、誰が出ても、誰と組んで
も機能するようにしたいです」
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約5年ぶりに日本代表戦が開催されるデンカビッグスワンスタジアムでは、すで
にチケットが完売している。注目の一戦は13日19時35分にキックオフを迎える。
[取材・文:藤江直人(ノンフィクションライター)]