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なでしこジャパン追加招集! 中嶋淑乃、『広島の三笘』の異名に「おそれ多い」。アジア大会に続きWEリーグカップ優勝

WEリーグカップ優勝に貢献した広島レジーナの中嶋淑乃。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

サンフレッチェ広島レジーナにとって初タイトルに。

[WEリーグカップ 決勝] 広島 0(0EX0、4PK2)0 新潟/10月14被16:03/等々力陸上競技場

 サンフレッチェ広島レジーナがアルビレックス新潟レディースとのWEリーグカップ決勝、延長120分を経てのPK戦の末、初優勝を果たした。クラブにとってもレディース初タイトルに。

 広島の中嶋淑乃は今月、中国の杭州で開催されたアジア大会で日本女子代表の一員として優勝に貢献。帰国後さっそく、このWEリーグ杯も制してみせた。リーグ開幕前に、早くも“2冠”を獲得した。

 中嶋は試合後、「今日はボールを持ったら強気に縦に仕掛けようと心掛けていました。そうしたプレーは何度か出せたと思います」と振り返った。縦への突き抜けるドリブルとカットイン、それぞれ巧みに使い分けて新潟を脅かした。

 そのポジションとドリブルのスタイルで共通点が多く、レジーナのドリブラーは『広島の三笘』とも呼ばれる。その異名について聞かれると、中嶋は少し照れながら答えた。

「目標にしている選手なので、そう呼ばれることは嬉しいです。でも、まだまだです。おそれ多いです」

 そして、この日のパフォーマンスについて、「ドリブルを仕掛けるところはできましたが、決定的なパスを供給したり、ゴールまで決め切れなかったので、その点は課題です」とも課題を挙げていた。

 2020年になでしこリーグ2部オルカ鴨川FCで11ゴールを決めて得点王に輝き、21年、ゼロの状態から誕生した新チームの広島に加入した。すると、しっかり結果を残していき、昨年はなでしこジャパンでのデビューも果たした。昨季はリーグ20試合・7得点を記録している。

 加入3年目、24歳の中嶋が中心選手となって、クラブ初タイトルに大きく貢献した。

「これまであまり優勝はできずにいたので、その分、『今度はレジーナで優勝したい』という思いがとても強かったです。(対戦相手が)対策を立ててきますが、仕掛けることは意識していきたいです」

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 その思い切ったドリブル突破が、中嶋と広島にブレイクスルーをもたらした。さらに、日本女子代表(なでしこジャパン)の活動にも追加招集された。来年2月には新スタジアム「エディオンピースウイング広島」がオープンするが、中嶋の躍動感溢れるプレーが、ひと際輝きを増すはずだ。

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