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ツエーゲン金沢、J3降格確定。柳下監督の手腕頼みで補強が後手。8月から大失速

ツエーゲン金沢のエンブレム。(C)SAKANOWA

10試合未勝利、3連敗…。

[J2 39節] 金沢 0-1 山形/2023年10月22日14:03/石川県西部緑地公園陸上競技場

 J2リーグ39節、ツエーゲン金沢がモンテディオ山形に0-1で敗れて最下位のまま、J3降格圏である今季21位以下が確定した。J3上位陣は来季J2ライセンスを保有しており、来季J3降格が決定的となった。

 8月12日のロアッソ熊本戦からリーグ10試合勝利なし、3連敗と完全に泥沼にハマった。

 期待されたジェフェルソン・バイアーノがフィットせず。それでも柳下正明監督のもと、過去に宮崎幾笑ら若手やチャンスを得た中堅が覚醒を遂げることで上位を伺ってきた金沢だが、今季はそういったブレイカーが現れず。むしろ、そういった可能性に懸けてきたチーム作りが限界に来ていたとも言え、外国籍5人枠・交代5人制となったなか、気付けば主力のベースがライバルチームを上回れずにいた。

 夏に補強した選手たちも流れを変える力になりきれなかった。特にアタッカー陣で勢いを与えられる選手を加えられなかったのは痛恨だった(もちろん、そこでどのチームも苦労しているのだが……)。柳下監督の手腕に頼り、選手補強が後手に回ってしまった印象だ。

 柳下監督はDAZNのフラッシュインタビューで、「プレーしている選手たち、他のスタッフにはなんの責任もありません。自分の責任です。あと残り3試合、固くならず、自分たちの持っているものを出し切ってシーズンを終われるように準備します」「本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と厳しい表情で語った。

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 柳下監督のもと戦ってきた7シーズン、まさかの結果に終わった。2024シーズン、新スタジアムの完成をJ3で迎えることになった金沢だが、どのような体制でリスタートを切るのか。 

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