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宝塚歌劇団やジャニーズのパワハラ、ひろゆき「令和は文化システムの過渡期に」

(C)SAKANOWA

スポーツ界にも通じる「光が当たり出している」。

 実業家のひろゆき氏(西村博之氏)がこのほど、ユーチューブにて、社会的な関心事となっているジャニーズ事務所と宝塚歌劇団をはじめとしたイジメやパワーハラスメント問題について言及。これまでなかなか大衆に届いて来なかった被害者の声がインターネットで取り上げられ、「日本の根強い文化システムに光が当たってきている。令和になって過渡期を迎えているのではないか」と持論を展開した。

 ひろゆき氏はこれま「大衆」の関心事や声が、ハラスメントの問題に大きく関わってきたとして、これを「日本の文化」と言う。

「日本は大衆がどう考えるかを重んじる。『ジャニー喜多川さんに性被害を受けました』と言っている人が『自殺しました、誹謗中傷されました』という問題があった時、ジャニーズ事務所がそれは嘘の被害申告をして詐欺をしようとしている人で気を付けましょうみたいなことを発表しています。ただ、それは言っちゃダメでしょと。

 だって『真実』かはまだ分からないわけですから。お前も詐欺師なんじゃないのかって被害者から言われる可能性も想定できます。ジャニーズ事務所がその発表した時はあまり問題にならず、ただジャニーズファンが攻撃するということが起きていました。日本の文化はより根深く根付いていて、解決しづらいんじゃないかなと思います」

 そのように体制側の対応は、まだ慣習によって変われずにいる点もあると指摘する。そうしたなかジャニーズに続き、このほど宝塚歌劇団の女優の急死問題も表面化。さらには他にもスポーツの現場でも”慣習の緩和”が見られる。ひろゆき氏は、先輩など上の立場の者が不正に強権を発動して抑え込む悪しき風習が、特に令和に入り、今後も光が当たっていくのは良い傾向であるとも語った。

「宝塚の上級生がいじめみたいのを許容するよねっていう話もありました。他にも相撲の『かわいがり』や、高校野球の上級生からのいろいろあったりなど、日本の文化って、ある程度偉い人が下位の人に対し酷いことをするのを許容しているじゃないですか。文化として。その文化システムに則っている分、余計に解決が遠のくではないかという気はします」

 そこにネットのプラスの面の効果が働きつつあると言う。

「その文化システムに徐々に、ようやく光が当たって解決し始めている世代だと思います。今この令和の時代は。過渡期な気がします」

「これまでは被害者の声が揉み消されてきて、メディアに取り上げられてこなかった。現在はこれはよくないよねってネット上でずっと騒ぎ続ける人がいて、弱者の声が実は経済につながるようになってきたので、弱者の声がメディアに乗りやすくなった。僕はいいことだと思います」

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 組織内部では普通に行われているハラスメントが、一般的には生命をも脅かす大きな問題行為である――。そういったケースが明るみになる機会が増えている。サッカー界では今年も数件あったが……ただし、まだまだ根深い問題であるのは間違いない。

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