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久保建英に肋骨骨折の疑い

久保建英。写真:兼村竜介/(C)Ryusuke KANEMURA

カディス戦、ルベン・アルカラスの酷いファウルに苦しむ。レアル・ソシエダはスコアレスドロー。

 スペイン1部リーグ18節、レアル・ソシエダは日本時間12月22日、アウェーにてカディスCFとスコアレスドローで引き分けた。ソシエダの日本代表FW久保建英は、4-3-3の右ウイングで先発フル出場した。

 しかしこの日、久保はカディスの「4番」ルベン・アルカラスからボールに向かわないあからさまなラフプレーによるファウルを何度も受けた。試合終盤には、右腕を掴まれて振り回されてのファウル。さらに久保自身がSNSでも投稿したが、ルベン・アルカラスが“ボディブロー”を放ち、久保が倒れ込む場面もあった。

 しかも、そのアルカラスのパンチにより、久保は肋骨を骨折した疑いがもたれている。

『ムンド・デポルティボ』によると、レアル・ソシエダのイマノル・アルグアシル監督は試合後の『DAZN』のフラッシュインタビューで「タケ(久保)はもしかすると肋骨にヒビが入るぐらい痛んでいて、交代を申し出ようとしていた」と言う。ただ試合終了間際だったため、そのまま最後までプレーを続行させたということだ。

 久保はもしも問題がなければ、現地1月2日に行われるデポルティーボ・アラベス戦に出場。その後、カタール・アジアカップに臨む日本代表に合流する予定と見られるという。

 ただしアジアカップで勝ち進んだ場合には、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16のパリ・サンジェルマン(PSG)とのホームでの第1戦に出場できなくなってしまう(PSGにはイ・ガンインもいるが……)。本人も日本代表でのタイトルを欲しているはずで、一方、最高峰の舞台であるCL決勝ラウンドの痺れる舞台にも立ちたくもあり、ジレンマに駆られているに違いない。

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 今季は左肩の脱臼も経験している(今回掴まれたのは右腕)。久保の診察結果がまず待たれるところだ。

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