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右MF久保建英&FWチュクウェゼ“新布陣”の効果は?ビジャレアル、アトレティコとスコアレスドロー

久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

久保は5試合連続途中出場。今回は残り5分での投入に。

[スペイン1部] アトレティコ 0-0 ビジャレアル/2020年10月3日/ワンダ・メトロポリターノ

 スペイン1部リーグ、アトレティコ・マドリード対ビジャレアルCFは、両チームともに球際で激しいバトルを繰り広げて譲らず、スコアレスで引き分けた。ビジャレアルの日本代表MF久保建英は85分から5試合連続となる途中出場を果たし、自陣から長い距離を走って仕掛ける見せ場を一度作ったが、その後、自陣で二度ボールを失うなど流れを変えられなかった。

 ビジャレアルは水曜日のデポルティーボ・アラベス戦から中2日の連戦となったものの、3-1で勝利を収めた前節のスタメンを変更せず。ルイス・スアレス、ジョアン・フェリックスらを擁する昨季3位の強豪を相手にハードワークとインテンシティで五分に渡り合い、敵地で隙を見せない集中力の高い戦いを演じた。

 ビジャレアルのウナイ・エメリ監督は全体のバランスを崩さないように保ち、ナイジェリア代表サムエル・チュクウェゼを72分、19歳の久保を85分に投入し、5枚の交代カードのうち2枚しか使用しなかった。

 右MFに久保、そして2トップの一角にこれまで右MFを担ってきたチュクウェゼが入る“新布陣”がテストされ、二人がボールに絡み、チュクウゥゼがシュートに持ち込む場面を作ったものの、効果的な崩しを見せることはできなかった。久保は自陣から相手複数選手がいる中を二度仕掛けてボールを奪われてしまった。

 結果、ビジャレアルは今季初の無失点に抑え、アウェーで貴重な勝点1を掴んだ。一方、アトレティコ・マドリードは2試合連続のノーゴールに終わった。

 このあと久保は日本代表のオランダ合宿と2試合の親善試合に臨む。

 ビジャレアルのメンバーは次の通り。

▽ビジャレアルCF
▼先発(交代)
GK
1 セルヒオ・アセンホ
DF
 2   マリオ・ガスパール
3 ラウール・アルビオル
4 パウ・トーレス
15 ペルビス・エストゥピニャン
MF
5 ダニエル・パレホ
10 ヴィセンテ・イボーラ
14 マヌエル・トリゲロス
(85分 16 久保建英)
23 モイ・ゴメス
FW
7 ジェラール・モレノ
17 パコ・アルカセル
(72分 11 サムエル・チュクウェゼ)

注目記事:エメリ監督が久保建英の起用法に言及「右サイドが良い」

[文:サカノワ編集グループ]

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