【浦和】2年半ぶり復帰の武田英寿「僕がいた時はまだコロナ禍で応援も制限されていた。満員のスタジアムで、ファン・サポーターの声援を聞いてプレーできるのを楽しみにしています」
浦和の武田英寿。写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI
昨季は水戸でチーム最多9アシストを記録。ヘグモ監督のもと、4-3-3のインサイドハーフにハマれば楽しみ!
J1リーグの浦和レッズが2024シーズンに向けてスタートを切った。
前線にASローマが保有権を持つノルウェー代表FWオラ・ソルバッケン、さらに日本人選手では渡邊凌磨(←FC東京)、前田直輝(←名古屋グランパス)と新たなタレントが加わった。さらに昨季は2種登録だった早川隼平も正式にトップ昇格を果たした。
そしてもう一人、忘れてならない注目の一人が2年半のレンタル移籍による武者修行を経て復帰した武田英寿だ。
22歳のレフティは青森山田高校から加入し、2020、21年に浦和でプレー。ポジションを掴みかけたこともあったが、FC琉球、大宮アルディージャ、そして昨季は水戸ホーリーホックにレンタル。昨季はJ2リーグ38試合・2得点・9アシストを記録した。
2年半の武者修行を経て、テクニックに優れたセンターハーフはタフさも増した。背番号はルーキーからつけていたプラスすると10番になった「37」から、今回さらに10プラスした「47」を選択した。
武田は14日の新体制発表会で、「僕がいた時はまだコロナ禍で、入場制限があり、応援も制限されていました。今は満員のスタジアムで、ファン・サポーターの声援を聞いて、埼スタのピッチでプレーできるのを楽しみにしています。チームの勝利に貢献できるように頑張ります。よろしくお願いします」と呼び掛け、ホームのピッチに立つ日を楽しみにしていた。
「2年半レンタルに出て、1シーズンプレーすることも経験できて、水戸ではアシストなど数字を残せました。一番の武器は左足のキックだったり、ボールを扱うところなので、そこを存分に発揮していきたいです」
水戸ではチーム最多となる9アシストを記録。今季就任した浦和のペア=マティアス・ヘグモ新監督は、まず4-3-3システムでスタートすることを明言している。
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昨季はボランチでの起用がメインだった。その経験を生かしてインサイドハーフ――ライバルは多いものの、武田がそこにハマれば、楽しみは膨らみ攻撃性を打ち出そうとするチームとしての魅力も大幅に増しそうだ。