【浦和】ASローマ、モウリーニョ解任。ソルバッケンへの影響は…
ローマでのソルバッケン。Getty Images)
発表は「半年間のローン」、デ・ロッシ新監督あるいは後任指揮官の意向によっては!?
イタリア・セリエAのASローマは1月16日、ジョゼ・モウリーニョ前監督を解任し、ダニエレ・デロッシ新監督の就任を発表した。ローマは前日、ライバルであるACミランに1-3で敗れてリーグ9位に低迷。その責任を負い、年明けにも関わらず、一気に監督交代に至った。
この監督交代劇が、少なからず影響を及ぼすのが、このほどローマから浦和レッズへの期限付き移籍が発表されたノルウェー代表FWオラ・ソルバッケンの半年後の去就だ。
ソルバッケンは2023年1月、ノルウェー1部のFKボデ/グリムトからローマへ完全移籍。2022-23シーズンは半年間で14試合・1得点・2アシストを記録した。そして2023-24シーズン開幕直後、ギリシャ1部オリンピアコスFCへローン移籍していた。
ただオリンピアコスではリーグ5試合など計9試合に出場し、11月からは出場機会を得られずにいた。そこでノルウェー代表監督の経験もある浦和のペア=マティアス・ヘグモ新監督が、この25歳のウインガーを欲したのだ。
両クラブの発表によると、浦和には6月30日まで約半年間の期限付き移籍となった。
買い取りオプションがついているかどうかは公表されていない。現地メディアによると、ローマとは2027年6月まで契約を結んでいるという。そしてオリンピアコスとの期限付き移籍は当初年俸150万ユーロ(約2億4000万円)の契約になっていて、ギリシャのクラブはその半額をローマに支払うことになるという。となれば、浦和が支払うのは75万ユーロ(約1億2000万円)を下回る額か。
浦和とローマの契約の詳細は分からないものの、J1の2024シーズン末まで、あるいは来年のクラブ・ワールドカップ(クラブW杯)までは何かしらの“オプション”がついている可能性はある。一方、とはいえ「半年のローン移籍」と発表されているからには、デロッシ監督かその後任指揮官の意向によっては、ソルバッケンがレンタルバックされるケースも否定できない。
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つまり、Jの舞台で大活躍した場合は……ローマが復帰を促すこともあり得るのだろうか。まずは今季の”顔”にもなり得るタレントだけに、埼スタの圧倒的なサポートのもと、活躍を期待したい!