浦和レッズ復帰まだある!? 原口元気の退団示唆、シュツットガルトSD「まだ空いている移籍市場がある」
原口元気。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
ドイツ国内への移籍はなくなったが…。
ドイツ・ブンデスリーガ1部VfBシュツットガルトで不遇をかこつ元日本代表MF原口元気(Genki HARAGUCHI)が、まだ今春の移籍の可能性もあり得るという。シュツットガルトのファビアン・ヴォルゲムート・スポーツダイレクター(SD)が明かした。
今年5月で33歳になる原口は、これまでリーグ1試合、DFBカップ1試合のみの出場にとどまり、いずれも途中からだった。ウインターブレイク明けも基本的に、その立場は変わらずにいる。
そうしたなか『シュツットガルター新聞』は冬の移籍市場で、ドイツ・ブンデスリーガの2クラブが原口の獲得を打診していたと報じていた。しかし提示された年俸が現在の半額以下という条件だったため、交渉はまとまらなかったということだ。
ヨーロッパ主要リーグの移籍市場は2月1日で終了。原口のドイツ国内の移籍の可能性は消えた。
状況的にはクラブがこれで今シーズンの陣容を事実上固めたものと思えた。
しかし『SWR』は2月3日、シュツットガルトのヴォルゲムートSDのコメントを掲載。原口について問われたクラブの強化責任者は「マーケットはまだいくつか空いています」と、放出の可能性を示唆したという。
つまり原口自身はヨーロッパでの移籍をまず志願してきた。しかし、まとまらず、日本復帰などの可能性も出てきたことになる。
ただ原口自身はドイツで指導者ライセンス取得を目指したい意向などを示していた。このまま夏まで残って新天地を探すのか。とはいえ、現状では試合出場のチャンスを得られずにいるだけに、これから様々な決断が迫られそうである。もちろんJリーグも開幕が近づきチームは固まりつつあり、浦和以外の選択肢もあり得る。
Jリーグの冬の移籍マーケットの期限は3月27日だ。また、UEFA(ヨーロッパ)では、トルコが2月9日、スイス・クロアチア・スロベニアが15日、セルビア・スロバキアが16日などとなっている。
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