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ポステコグルー、リバプールの次期監督候補「最終リスト」入り

ポステコグルー監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

トッテナム1年目、「やるべきこと多く、まだまだ道のりは長い」。

 イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーFCを率いるアンジェ・ポステコグルー監督が、リバプールFCの新監督の「最終候補リスト」に入っているという。ただし、その噂について問われた“ボス”アンジェは、トッテナムを率いて7か月目であり「まだまだ道は長い」と、スパーズの戦いに専念するだけだと強調している。

 リバプールのユルゲン・クロップ監督がこのほど、今季限りでの退任を発表。新監督の選定と補強などを考慮して、このタイミングでの発表となった。ドイツ・ブンデスリーガで現在首位を走るバイエル・レバークーゼンのシャビ・アロンソ監督はクラブOBでもあり“有力候補”の一人に挙げられる。さらに日本代表FW三笘薫の所属するブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCのロベルト・デ・ゼルビ監督も取り沙汰されている。

  さらにレッズのスタイルとの親和性の高さの感じられるポステコグルー監督の名前も浮上しているというのだ。

 17日24時から行われるウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFC戦を前にした記者会見で、「リバプールの次期監督の最終候補リストに入っているそうだが?」という質問を受けたポステコグルー監督は「(噂には)興味がない」として、次のように続けた。

「候補に挙がっているかもしれない。それについて何も言いたくありません。なぜなら、今、自分の人生と職業において何を優先するのか考えた時、そのこと(噂)が自分の頭のに入ってくることはないと思うからです」

 就任1年目。あくまでもトッテナムをいかに強くしていくか、そのことしか考えていないと強調した。

「ここに来てまだ7か月、私たちがやりたいサッカー、私たちがなりたいチーム、私たちが揃えたいチームという点で、まだまだ長い道のりを歩んでいるところです。(移籍)ウインドーは2回あり、ここまでの強化はまずまずだと感じています」

 もちろん、横浜F・マリノスでも、セルティックFCでも、ポステコグルー監督は未知なる未来のことには興味を示さず、自チームを強くするための話しかしてこなかった。そしてステップアップしていった。

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 それだけに……。近年は有能な指揮官の引き抜きが目まぐるしい。可能性は低いと思われるが、リバプール・ポステコグルー監督誕生なるか――再び注目を集めている。

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