リバプール首位キープ、クロップ監督が語った遠藤航欠場の理由は?週末はマンチェスター・ユナイテッドと大一番
シェフィールド戦で勝利を収めて歓喜するリバプールのクロップ監督。(Photo by Jan Kruger/Getty Images)
マック・アリスターのスーパーミドルなど、最下位シェフィールドに3-1勝利。
[プレミアリーグ 31節] リバプール 3–1 シェフィールド/2024年4月5日3:30(現地4日19:30)/アン・フィールド
イングランド・プレミアリーグ31節、リバプールFCがダルウィン・ヌニェス、アレクシス・マック・アリスター、コーディ・ガクポのゴールで、シェフィールド・ユナイテッドFCに3-1の勝利を収めて、前節に続いて首位をキープした。
この試合、リバプールの遠藤航はカタール・アジアカップを経てのチーム合流後、リーグ7試合ぶりとなるメンバー外となった。クラブ公式サイトによると、ユルゲン・クロップ監督は試合後、「今日は彼を休ませました。今夜はそのチャンスかもしれないと思っていました。もしも休ませることができれば、日曜日に大きなチャンスがある。それが変わらなければいいですが」と語った。
4月7日には、先日のFAカップで120分の死闘の末に敗れたマンチェスター・ユナイテッドとオールドトラフォードでのリーグ戦が控える。前節ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC戦で傷めた遠藤に、ここで無理をさせなかったということだ。しかし……まだ間に合うかどうかは分からないようである。
この日は遠藤に代わってマック・アリスターが4-3-3のアンカーに入ってスタート。途中から4-2-3-1(守備時は4-4-2)に変更し、より安定感のある試合運びを見せた。クロップ監督は「マッカ(マック・アリスター)について、8番(インサイドハーフ)と6番(守備的ミッドフィルダー)のどちらが良いかという話をするならば、それは異なるテーマです」として、次のように続ける。
「『こんな守備的ミッドフィルダーでいいのか』とおそらく皆さんは少し疑っていたかもしれませんが、守備的な部分でも明らかに良かったです。もちろん、もう一つのポジションでも彼は同じようなインパクトを残せたはずです。
私は8番での彼も好きですが、私たちは夢の国に生きているわけではありません。だから(システムを)変えました。ダブル・シックス(2ボランチ)に戻したら、彼はまた少し深いポジションになりました。どちらのポジションでゴールを決めたのか……すでにダブル・シックスの時だったでしょうか。いずれにせよ、彼がもたらすインパクトは、どこであっても大きいと言えます」
関連記事>>【サッカー日本代表】遠藤航がリバプールでの“幻のゴール”をポジティブに評価「ボールの奪い方も良く、前へ出ていく勢いもあった」
シェフィールドが自陣を固めてくると想定され、カウンターを食らうリスクはあったものの、マック・アリスターをセンターハーフに配置することで、よりチーム全体で高い位置から重圧をかけにいった。2ボランチは安定感が増すものの、前線3人もややポジションを下がることが求められるため、基本的には現在のチームではクロップの好みでないことも伝わってくる。