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五里霧中のバイエルン、トゥヘル監督「これが最後の記者会見」。今季限りでの退団を改めて宣言

バイエルンのトゥヘル監督。(C)SAKANOWA

2月の決定は覆らず――。

 12年ぶりの「無冠」に終わったドイツ・ブンデスリーガ1部バイエルン・ミュンヘンだが、2024-25シーズンの監督がいまだに決まらずにいる。UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)の準決勝進出によりトーマス・トゥヘル監督の”逆転残留”が浮上したものの、トゥヘル監督本人が5月17日に記者会見で否定。2月に下された「今季限りでの退団」の決定は覆らず、18日の試合を最後に退団すると明かした。

 18日に行われるブンデスリーガ最終34節のアウェーでのTSG1899ホッフェンハイム戦(引き分け以上で2位確定。敗れた場合、VfBシュツットガルトが勝つと3位に)に向けた記者会見で、トゥヘル監督は注目される自身の進退について、次のように語った。

「これがゼーベナー通り(クラブハウス)での最後の記者会見になります。2月にあった合意はそのままです。さらなる話し合いがあったものの、合意には至りませんでした」

 そのように、やはりクラブ側と来季続投に向けた協議があったことを認めた。しかし、「合意には至らなかった」と説明した。

 選手サイドからトゥヘル監督続投を望む声が出てきたという。しかし指揮官と経営陣の「壁」は解消されなかった。

 またトゥヘル監督には、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドが招へいに動く可能性があるとも言われている。

『キッカー』は他に元バイエルンで前ドイツ代表指揮官のハンス=ディーター・フリック氏(現・フリー)、また『デイリーメール』は三笘薫の所属するブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCのロベルト・デ・ゼルビ監督が、それぞれバイエルンの新監督の候補に挙がっていると報じている。

 また『キッカー』が以前「候補に挙がっている」とレポートしていた前レアル・マドリード指揮官のジネディーヌ・ジダン氏だが、最近は噂が聞かれなくなっている。

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