【浦和1-1神戸】大迫勇也「相手が嫌がるプレーをもっとすべきでしたし、経験ある僕らが先頭に立って伝えていかなければいけない」
大迫勇也。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
エースが語った「そこは確実に修正しなければいけない」こととは。
[J1 17節] 浦和 1–1 神戸/2024年6月1日16:00/埼玉スタジアム
JJ1リーグヴィッセル神戸は浦和レッズ戦、井出遥也のゴールで先制しながらも浦和レッズに後半追い付かれ、1-1で引き分けた。リーグ戦の連敗は止めたものの、3試合勝利なし。
エースの大迫勇也は4-2-3-1のセンターフォワードとしてフル出場し、前線で確実に起点になって脅威を与え続けた。しかしチームに決勝点をもたらせず、試合後は「チーム全体として引いてしまい、前へのパワーを失ってしまったのは事実。やっぱり僕らの持ち味は、前から行くところ。そこは本当に1点取ったあとの試合の進め方は大事にしたいと思います。本当にそこかなと」と悔やんだ。
「前半かなり消耗してしまったので、僕らが前に行くと横へ揺さぶられました。そこは確実に修正しなければいけないと思います」
神戸の『10番』は修正点を挙げる。そして、もっと襲い掛かっていくような迫力をもたらしたかったとも語った。
「前半1-0で終わって、そこでよしとしてしまった自分たちが良くなかったのかなと思います。僕らは前からもっと取りに行けたと思いますし、後半、点を取られたあとは、また自分たちのペースにできました。相手が嫌がるプレーをもっとすべきでしたし、経験ある僕らが先頭に立って伝えていかなければいけなかったのかなと思います」
試合開始から最大限の力をぶつけていく。そして交代出場の選手には、それを上回るぐらいの強度やエネルギーを求める。その全体のパワーを引き上げるためにも、大迫自らがさらにタフになっていく。
「点を取れるチャンスはあったので、そこは反省しています。前半確実にあと1点取れたので、また練習をします」
神戸は9勝3分5敗の勝点30、首位FC町田ゼルビアから5ポイントの4位に順位を下げた。ナショナルマッチウィークに突入し、12日に天皇杯でカターレ富山、そして16日に再開するリーグ戦はホームで川崎フロンターレと対戦する。