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【浦和】野戦病院化…ソルバッケン、前田、関根が再び負傷。名古屋に勝利もヘグモ監督に笑顔なし

浦和の前田直輝。写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI

酒井宏樹は退団、ショルツも移籍の可能性。

[J1 20節] 名古屋 0-1 浦和/2024年6月26日19:03/豊田スタジアム

 J1リーグ20節、浦和レッズがオラ・ソルバッケンの左クロスからの渡邊凌磨のゴールを守り切り、名古屋グランパスに1-0の勝利を収めた。浦和は名古屋に今季ダブル(リーグ2勝)を達成し、勝点29に伸ばして9位に浮上。勝点27の名古屋を抜いた。

 しかしこの試合、ソルバッケンが左大腿部の付け根あたりを傷めて、ハーフタイムで前田直輝と交代に。ところが前田はシュートを放った際に傷めたのか、右足のスパイクを脱いで交代を要求し、さらに67分で岩尾憲と代わるというアクシデントが発生した。

 さらに……。同じく61分に交代出場し負傷から復帰した関根貴大だが、シュートブロックに行けず、トップスピードにも入り切らず、試合の流れに乗れない。すると前田に続いて、88分、“イン・アウト”でピッチを去った。そのままロッカールームに向かったという。

 内田宅哉の57分の2枚目の退場劇にも救われ、浦和はこの試合、1-0で勝利を収めた。ペア=マティアス・ヘグモ監督は試合後のDAZNのフラッシュインタビューで、「(6試合ぶりの無失点勝利に)私たちが力強い守備ができて、相手にほとんどチャンスを与えず、一方、私たちが5つ、6つとチャンスを作り出すことができました」と振り返ったものの、笑顔はなく終始厳しい表情を浮かべていた。

 先日には酒井宏樹の海外移籍に向けた退団が発表され、さらにこの日ベンチ外だった(前回の脳震盪の影響もあり得る)アレクサンダー・ショルツにもカタールリーグへの移籍の噂が出ている。多くの選手を欠くなかで、後半戦最初の試合、なんとか勝点3を掴んでみせた。

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