「エメリの時代を終わらせた」クリスタルパレスが鎌田大地を大歓迎、アーセナルとのロンドンダービーへさっそく布石を打つ
鎌田大地。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
冨安健洋との対決は大きな注目に。
イングランド・プレミアリーグのクリスタルパレスFCが7月1日、イタリア・セリエAのSSラツィオを退団してフリートランスファーとなったサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)のMF鎌田大地(Daichi KAMADA)を獲得したと正式に発表した。
クラブは公式サイトで、さっそく「カマダの知っておきたい全て」と題し、鎌田のこれまでのプロフィールを紹介。幼少、高校時代のアマチュア時代からプロキャリアまで詳しくまとめている。
そうしたなか「ヨーロッパで最も有望な一人であることを証明した」として、ドイツ・ブンデスリーガ1部アイントラハト・フランクフルト時代の2019年11月、鎌田がヨーロッパリーグ(EL)のアーセナルFC戦で鮮烈の2ゴールを奪い、チームを2-1の勝利に導いたことを紹介。「ウナイ・エメリの時代を事実上終わらせた」と“伝説の一戦”を振り返っている。
また鎌田はオリバー・グラスナー監督のもと、フランクフルト時代にはEL制覇も果たしている。再びともに戦うことになったグラスナー監督はこの日本人ミッドフィルダーについて、「これほどインテリジェントな選手には、滅多に出会えない。危険なスペースがどこに空くのかを予測するセンスが素晴らしい」と絶賛しているコメントも伝えている。
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鎌田の加入――。パレスはさっそく、アーセナルとのロンドンダービーに向けて布石を打っている。日本代表のチームメイトでもある冨安健洋との対決は2024-25シーズン、世界中から大きな注目を集めそうだ。