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【浦和3-4札幌】一転、雷雨を吹き飛ばす激戦に。コンサ逆襲へ10試合ぶり勝利、鈴木武蔵2ゴール。レッズ4枚替えから怒涛の3ゴール

小泉佳穂。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

二田理央、本間至恩、小泉佳穂、堀内陽太、いずれも機能――。

[J1 24節] 浦和 3–4 札幌/2024年7月20日19:00/埼玉スタジアム2002

 J1リーグ24節、北海道コンサドーレ札幌が浦和レッズとのアウェーゲーム、鈴木武蔵の今季リーグ初を含む2ゴールなど、今季リーグ最多4ゴールを決めて、4-3で実にリーグ10試合ぶりの勝利を収めた。敗れた浦和だが、ペア=マティアス・ヘグモ監督の4枚替えが奏功し、0-4だった76分から3ゴールを奪ったものの、あと一歩及ばなかった。一転して、ちょうどハーフタイムに襲った雷雨を吹き飛ばすような激戦となった。

 先制は札幌。37分、青木亮太のコーナーキックに、岡村大八がやや下がりながらジャンプヘッド! 井上黎生人に競り勝ってゴールネットを揺らした。

 さらに前半アディショナルタイムの45+2分、オフサイドぎりぎりで抜け出した鈴木が待望の今季リーグ初ゴールを決めて2点差に。

 雷雨の影響で後半開始は約30分ほど遅くなる。それでも札幌の勢いは止まらない。

 51分、駒井善成が古巣相手にねじ込み、3点差に。

 さらに、無得点の呪縛から解き放たれたストライカーの鈴木が57分、浦和のミスを見逃さず、左足でこの日2点目を決める。

 まさかの最下位・札幌が4-0とリードする展開に――。

 ただ、あきらめない浦和はヘグモ監督が62分、二田理央、本間至恩、小泉佳穂、堀内陽太と4人替えを敢行。すると、これが奏功し、全員が機能する(対する、札幌の鈴木武蔵らの交代も影響したが……)。

 活力を取り戻した浦和は、76分、チアゴ・サンタナがコーナーキックにヘッドで合わせて1点を返す。さらに81分、新加入の新田がGK菅野孝憲のわずかにできたニアの隙間を突き刺し加入後初ゴールに。

 89分、VARを経て獲得したPKを新キャプテンの伊藤敦樹が決める。ついに1点差に。

 このジェットコースターのような展開は、1点差となって、アディショナルタイム「9分」に委ねられる。

 そしてチアゴ・サンタナが決定的なヘディング弾を放ったが――。これはGK菅野の正面を突いてしまう……。

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 結局、浦和の元指揮官であるミシャ率いる札幌が4-3で勝利。逆襲への大きな勝点3を掴んだ。

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