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【パリ五輪】ジーコが一瞬の隙、スリに遭う。被害額は8000万円以上、まさかタクシーで…

鹿島のジーコ・クラブアドバイザー。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

招待されていたものの…。

 J1リーグ鹿島アントラーズのクラブアドバイザーを務める元サッカー日本代表監督であり元ブラジル代表の伝説的MFのジーコ(ZICO)が、パリオリンピック開幕を前に、パリ市内でスリ被害に遭った。被害額は実に8000万円を超えるという。

 ジーコはブラジル大使館からこのパリ五輪へ招待されて、アンバサダー的役割を担い、選手団とともに開会式に臨むなど、現地で様々な人と交流をする予定である。『ラ・パリジャン』によると、7月25日夜、パリ市内をタクシーで移動した際、自身が持っていたブリーフケースを預けた。すると一人が運転手の気を逸らした際、もう一人がこのジーコの荷物を盗み取ったと見られるという。パリ市内でよく見られるスリの手口だったが、今回、誰も犯行の瞬間までは確認できていないという。

 被害に遭ったのは、ロレックスの腕時計、ダイヤモンドの宝石、現金2000ユーロと2000ドル。被害額は50万ユーロ……約8300万円になると見られる。つまりホテルに預けるのも置いておくのも危険と察して貴重金をまとめて持ち歩いていたのだが、それをまんまと盗まれてしまったようだ。

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 ジーコがパリ市民を信じ、そのようにタクシーの運転手に託したのだが……。サッカー界のレジェンドがまさかの一瞬の隙を突かれてしまった。移民が多いと言われるパリ19区であるが、狙っていた一味がいたのだろうか。映し出される華やかさとは裏腹に、現地を訪れる観光客・関係者にとっても、気の抜けないパリ・オリンピックにもなりそうだ。

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