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【鹿島】リーグ再開の鳥栖戦へ、ポポヴィッチ監督「最初から戦闘モードで行く」

鹿島のポポヴィッチ監督。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA

「練習中のピッチ内で見せてくれた姿勢、エネルギー、クオリティをそのまま明日示せれば、鹿島のサッカーを楽しんでもらえる試合になると思います」

[J1 25節] 鹿島 – 鳥栖/2024年8月7日19:00/県立カシマサッカースタジアム

 J1リーグ鹿島アントラーズのランコ・ポポヴィッチ監督が8月6日、オンラインによる取材に応じて、リーグ再開となる翌7日のサガン鳥栖戦に向けて抱負を語った。前半戦のアウェーゲームは2-4で敗れている相手だが、「最初から戦闘モードで行く」と気合いを入れ、必勝を誓った。

 この2週間のサマーブレイク、指揮官は「いい準備ができました」と頷く。

「心身ともにリフレッシュし、再開の時にエネルギーを満タンにできることを重視してきました。全体的にいろいろな部分を確認しながら良い時間を過ごせました。全員が全てのメニューに参加できたわけではありませんが、みんなが貪欲な姿勢を日々のピッチで見せてくれました。とてもいい準備ができました」

 そして開幕とは異なり、このリスタートから戦闘モードに入ることの重要性を強調した。

「2、3試合をこなして従来のインテンシティやペースを取り戻すのではなく、最初から戦闘モードに入ることが大切で、そのための準備をしてきました。練習中のピッチ内で見せてくれた姿勢、エネルギー、クオリティをそのまま明日示せれば、鹿島のサッカーを楽しんでもらえる試合になると思います」

 鹿島は首位のFC町田ゼルビアから勝点5差の勝点44で3位。2位のガンバ大阪と同勝点である。対する鳥栖は7勝2分5敗の勝点23で20チーム中19位と低迷。この中断期間、最近になって複数の主力が引き抜かれている。

「鳥栖は非常に良い印象を抱くチームです。やるべきことがとても整理されていて、どの試合を見ても、内容で劣っていることなどなく、常に相手と互角以上の戦いをしています。勝負どころで決めたり、決められたりして、勝点は積み重ねられずにいますが、とても力のあるチームだと認識しています。

 スタイルを持ったチームには、それを相手にやらせず、自分たちのスタイルを出して貫くことが大切です。自分たちのサッカーをやり切ったほうが、最後、勝者になっていると思います。

 前半戦で敗れたあの試合から学んだ教訓を、しっかり生かせる試合にしたいです。何をしないといけないのか、何があの試合上手くいかなかったのか、何をしなければいけないのかを頭に置いて戦っていきたいと思います」

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 ホームゲームで再開の一戦を迎える。ポポヴィッチ監督はアントラーズサポーターとファミリーに向けて、「皆さんの大声援を待ち望んでいました。みんなの力を借りて、一丸となって戦っていきたいです。今まで以上のエネルギーを与えいただけると幸いです。明日皆さんとお会いできるのを、私も楽しみにしています」と呼び掛け、再会を楽しみにしていた。

Posted by 塚越始

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