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【鹿島】「一瞬の出来事でした」レオ・セアラが見逃さなかった神戸の隙、躊躇い…。今季初先発チャヴリッチとも手応え

鹿島のレオ・セアラ。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA

4月2日の広島戦へ「お互いに力があるチームなので、面白い試合になる。しっかり勝ちたい」。

[J1 7節] 鹿島 1-0 神戸/2025年3月29日15:03/県立カシマサッカースタジアム

 J1リーグ7節、鹿島アントラーズがGK早川友基のフィードからのレオ・セアラの決勝ゴールで、2連覇中のヴィッセル神戸に1-0の勝利を収めた。鹿島は首位の座をキープした。

 レオ・セアラは試合後、「一瞬の出来事でした。早川選手にボールが戻った時、(鈴木)優磨がオフサイドポジションにいたので、相手ディフェンダーにふと隙が生まれたのではないかと感じます」と振り返り続ける。

「自分は空いたスペースに上手く走り込むことができて、そこからゴールにつなげられました。相手ゴールキーパーやディフェンダーの位置を確認していて、相手が躊躇ったことで、良い状況が生まれたと感じます」

 早川のフィードを胸トラップして、飛び出したGK前川黛也をかわすと、倒れ込みながらシュートをねじ込んだ。隙や躊躇い……そこを察して決め切る。まさにストライカーと言えるフィニッシュワークだった。

 この日は、チャヴリッチが左MFに入った。ゴールに向かう重圧はさらに高まった印象だが、試合前、実際に二人で「どんどんボックスに入って行こう」と話し合っていたそうだ。

「試合前にチャヴリッチと話しました。もともとはフォワードなので、互いに連係を取りながら、チャンスがあったら、どんどんボックス(ゴールエリア内)に入っていこうと話していました。もちろんチーム全体として連係が取れていると思うので、それが結果につながっていると思います」

 そして4月2日のアウェーの広島戦へ。

「長い間、同じようなメンバーで戦っているので、広島は連係がとれていると思います。自分たちはチームが新しくなって、着実に成長しているところです。お互いに力があるチームなので、面白い試合になるのではないかと思いますし、しっかり勝てるように頑張りたいです」

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 注目の上位対決、レオ・セアラに再び価値と重みのある一発が生まれるか――。