【鹿島】2連敗中の天皇杯・甲府戦へポポヴィッチ監督、タイトル獲得に向けて「絶対に勝ち上がる」
天皇杯の甲府戦前日練習での鹿島のポポヴィッチ監督。(C)KASHIMA ANTLERS
小瀬での因縁の一戦、サポーターに「恩返しであり、声援へのリスペクトをピッチの上で全員で示したい」。
[天皇杯 4回戦] 甲府 – 鹿島/2024年8月21日19:00/JITリサイクルインクスタジアム
天皇杯4回戦、ヴァンフォーレ甲府 – 鹿島アントラーズの一戦が8月21日、小瀬スポーツ公園にあるJITリサイクルインクスタジアムで行われる。鹿島のランコ・ポポヴィッチ監督が前日の20日、オンラインによる取材に応じて「タイトルを獲るためには勝たなければいけない相手」と気合いを入れた。
2022年は準決勝で0-1、昨年は3回戦で1-1からPK戦の末(●10-11)、いずれも土をつけられた相手だ。まさに“三度目の正直”であり、J2のカテゴリーではあるものの宿敵からの必勝を期す。
「(プレシーズンに対戦しているが)時間が経ち、我々も甲府さんも違うチームになっています。2年連続敗れていることからも分かるように、とても力を持っているチームです。トーナメント方式なので負けは許されず、次の試合に進むため、100パーセントの力を見せることが必須になってきます。前回負けているから、ということではなく、絶対に勝ち上がると、真剣に戦わなければいけません」
同じく上位につけるリーグ戦との狭間に組まれ、先発メンバーはある程度のターンオーバーが見込まれる。特にリーグ戦を見据えると、前線には鈴木優磨に続く、コンスタントにチャンスに絡めるタレントの出現が待望される。
「選手の取り組みには非常に満足しています。そこで鹿島の基準を取り戻さなければいけません。頂点に立つためには調子の波を見せてはいけません。もちろん常に圧倒したり、美しく勝ったりというというのを求めているのではなく、闘う姿勢、それをピッチで表現するところで基準を下回ってはいけないという話です」
FC東京戦(〇2-1)、サガン鳥栖戦(〇3-0)、浦和レッズ戦(△0-0)の3試合について、ポポヴィッチ監督は「隙を見せず全員がやるべきことに集中し、全員がやるべきことを見せ続けられれば、相手がどこであろうと関係ないと思っています」と引き締める。
「私たちはタイトルを狙っています。タイトルを獲っていく道のりで、倒すべき相手を上回っていく、その姿を見せたいです。決して口だけではなく、ピッチで表現したい。多くのサポーターが甲府に駆け付けてくれると思いますが、恩返しであり、声援へのリスペクトをピッチの上で全員で示したいです」
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勝ち上がったチームは9月18日の準々決勝、ヴィッセル神戸と柏レイソルの勝者と対戦する。