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石破茂首相誕生へ、ホリエモンが展望…期待と課題「刷新感はないが、政治と金の問題は厳正に対処してくると思う」

堀江貴文さん。(C)SAKANOWA

衆議院の総選挙は少し先!?

 ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏が9月27日、自身のユーチューブチャンネル「ホリエモンチャンネル」で、「石破茂さんが自民党新総裁になったことについて解説します」と題した動画をアップした。

 岸田文雄首相の任期満了に伴う退任発表により、日本の事実上の新たな首相を決める総裁選に。1回目の国会議員と全国の党員・党友票による投票では、1位・高市早苗氏(議員票72票・党員算定票109票)、2位・石破氏(46票・108票)、3位・小泉進次郎氏(75票・61票)という順位だった。

 予想された通り、1回目で過半数を獲得する候補者はおらず、辛うじて決選投票に持ち込んだ石破氏だった。ただ決選投票で、石破氏が215票(議員票189票、都道府県票26票)、高市氏が194票(173票・21票)と、見事に逆転勝利を収めた。

 世代交代かと注目されたが最も高齢である67歳という石破氏の当選に。また、法人税の増税、さらに金融所得課税の推進を打ち出している。

 ひょっとすると、週明けの株価暴落もあり得るのではないか……とも展望。そのうえで堀江氏は石破氏が新首相になるうえでの期待と課題を語った。

「安定感は確かにあるが、(あまりこれまでポストが与えられてこなかった石破派の)側近がどこまで活躍できるのか。そこに期待したい。決選投票で多くの議員が支持に回ったが、小泉進次郎さんも要職につくのではないか。また石破さんになると解散が少し遅くなるのではないかとも言われています」

 そのようにこれまで”主流派”ではなかった人材の登用と活躍が、新政権が機能していくためのポイントに挙げた。さらに小泉氏ら若手の大臣などへの重役抜擢もあると予想していた。

「どちらかというと立憲民主党の野田さんのほうがむしろ右寄りで、石破さんのほうが左よりではないかとさえ言われています。ただ石破さんは地方では浸透しているので、そこは大丈夫ではないかとも思います」

 何が自民党の問題かは理解していて、そこにメスを入れていくのではないかとも期待を寄せる。そして高市氏がトップに立っていた場合に懸念されていた「政治と金」の問題などは、むしろ踏み込んで対処していくのではないかと堀江氏は見ていた。

「刷新感はあまりありませんが、政治と金の問題は厳正に対処してくると思います。そこが自民党のアキレス腱にはならないのではないか。そう考えると、高齢者に人気なので意外と選挙に強いかもしれない」

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 このあとは衆議院の総選挙の準備に向けて、各党が動き出す。石破政権になれば、自民党は地方では優位に立つのではないかと展望していた。

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