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【サッカー日本代表】ブンデス5戦4得点、町野修斗が選外に。ハリー・ケインに続く得点ランキング3位。森保監督が語った選考基準とは

町野修斗。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

イングランド2部でもチャンスはある――。

 日本サッカー協会(JFA)は10月3日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選10月シリーズ(10日/日本時間11日サウジアラビア戦@ジェッダ、15日オーストラリア戦@埼スタ)に臨むサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)のメンバーを発表した。

 負傷した浅野拓磨(RCDマジョルカ)、中山雄太(FC町田ゼルビア)、そして細谷真大(柏レイソル)の3人に代わって、瀬古歩夢(グラスホッパー・チューリッヒ)、藤田譲瑠チマ(シント・トロインデンVV)、初招集で大橋祐紀(ブラックバーン・ローヴァーズ)がメンバー入りした。

 2連勝を収めた9月シリーズの流れを踏襲し、このCグループで日本に続くランキングの高い2か国に挑む。

 未招集だった選手の中では、カタール・ワールドカップW杯日本代表メンバーでもある町野修斗がホルシュタイン・キールで現在ブンデスリーガ1部で、得点ランキング3位となる5試合・4得点を記録していたものの選外となった。

 チームはいまだ未勝利で最下位に沈んでいる。上位との対戦が続いた影響もあり、そのなかで町野は気を吐き、バイエルン・ミュンヘンのハリー・ケイン(5得点)に続く数字を残している。

 28歳の大橋の招集について問われた森保監督は、次のように選考基準についても語っている。

「同じ力を持っているのであれば、若い選手の招集が考えられるかもしれません。(2年後の)ワールドカップやその先を見据えた時だけではなく、我々はいろんな方にいろんな選手を知ってもらいたいとも思っています」

 そのように基本は若い選手から選ぶという考え方もあると言い、森保監督は次のように続ける。

「若手であれベテランであれ、明らかに結果を出している、存在感を発揮していれば誰にでもチャンスがあるということ。大橋選手の招集によって、日本代表の舞台、世界の舞台で戦いたいと思ってもらえると嬉しいです。スカウティングの目が、例えばイングランドであればプレミアリーグだけではなくて2部のチームも見ている、それはヨーロッパ全土であり、今アメリカにも選手がいますし、もちろん国内にもJリーグで活躍している素晴らしい選手たちがいます。広くスカウティングしたうえで毎回選手を選んでいることを再認識してもらえると嬉しいです」

 今季は田中碧(リーズ・ユナイテッド)もそうだが、イングランド2部のチャンピオンシップでプレーする日本人選手が増えた。そのチャンピオンシップでもチャンスがある――というメッセージでもあった。

 とはいえ、やはり各国いずれも1部と2部には差がある、というのが一般的な認識である。一方、代表チームでは全員が常に試合に出られるわけではなく、少しずつチャンスが与えられていくという状況も理解できるところだ。

 森保監督は「本人が普段やっていることを代表の舞台でも発揮してもらえるように、思い切って年齢関係なくチャレンジしてもらいたいです」と、大橋にエールを送った。

 もちろん町野が欧州5大リーグで、トップでもある数字を残し、チームが勝っていけば、必然と復帰の日は来るはずだ。他にも古橋亨梧(セルティックFC)をはじめ、結果を残すストライカーは少なくない。ブレイク目前のストライカー陣もいる。

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 森保監督が求めるプレースタイルもある。そのなかで今回招集されたFW陣の大橋、上田綺世、そして小川航基(あるいはウイング陣)には、追随を許さないためにも、この重要な2連戦での「結果=ゴール」が求められる。

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