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【J1リーグ残留争い】サガン鳥栖が次節にもJ2降格確定、札幌も厳しい状況に。条件は!?

鳥栖のサポーター。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

2012年からJ1で戦い続けてきたが…。

 J1リーグ33節、サガン鳥栖が10月5日にFC東京と1-1で引き分け、6日にはジュビロ磐田が1-2でサンフレッチェ広島に敗れ、一方、湘南ベルマーレは東京ヴェルディに2-0の勝利を収めた。

 この結果、鳥栖が次節34節にも、他チームの状況によってJ2降格が確定することになった。また、今節ガンバ大阪に敗れた北海道コンサドーレ札幌も厳しい状況に置かれた。

 15位-17位の湘南ベルマーレ、柏レイソル、京都サンガF.C.の勝点はいずれも38。自動降格圏にいる最下位の鳥栖は勝点26、19位の札幌は勝点29、18位の磐田は勝点32。柏、京都、磐田は消化が1試合少ない。

 鳥栖は次節10月19日、京都とアウェーで対戦する。鳥栖が京都に敗れて、柏(FC町田ゼルビア戦/ホーム)、湘南(サンフレッチェ広島戦/ホーム)が引き分け(勝点1)以上で、2025年のJ2降格が決まってしまう。そのあと残り4試合で全勝しても、勝点12差以上あるためだ。いずれにせよ厳しい状況ではある。

 また一時勢いに乗って最下位を脱出した札幌だが、最近4試合で1勝1分2敗と再び伸び悩み。次節のアウェーでの名古屋グランパス戦で勝利できないと、J1残留のミッション達成はかなり困難になる。

 残留ライン(17位チームがJ1残留するライン)は勝点「41」付近。下位3チームがここから粘れなかった場合、そのラインはより上がってくる。

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 ユン・ジョンファン監督が率いていた2012年からJ1で戦い続けた鳥栖だが、近年は経営的に厳しく、強化体制の新旧交代を試みたことで貴重な戦力が流出。監督交代に踏み切ったものの流れが変わらずにいる。

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