サウジ代表がジダン監督招へいに動く。マンチーニ解任の場合「最優先の後任候補」
ジネディーヌ・ジダン氏。 (Photo by Hector Vivas/Getty Images)
10月シリーズは日本に敗れ、バーレーンとスコアレスドロー。
レアル・マドリードの指揮官を退任したあとフリーになっているジネディーヌ・ジダンだが、今度は中東から熱烈な待望論が沸いている。
元フランス代表司令塔は、フランス代表監督の座を希望していると言われる。そうしたなか、この夏にはドイツ・ブンデスリーガ1部バイエルン・ミュンヘンから関心を示されたが、結局、いまだフリーのままである。
このレジェンドを狙っているのが、サウジアラビア代表だという。『イル・コッリエレ・デッラ・セラ』によると、サウジアラビアサッカー協会はロベルト・マンチーニ監督の後任として、「ジダンを常に念頭に置いている。主要な候補者だ」と伝えている。
10月シリーズは日本代表戦に0-2で敗れ、さらにバーレーン代表ともスコアレスで引き分け。現在1勝2分1敗の勝点5でグループCの3位。オーストラリア代表、バーレーン代表と勝点で並んでいる。
ただし、サウジ国内では失意が広がっていて、イタリア人指揮官は「危機的な状況」に置かれている。
アーメド・エル=モハマディ、元指揮官のエルヴェ・ルナールも候補に挙がる。が、誰よりもジダンとの契約を希望しているというのだ。
二度率いたレアル・マドリード時代にUEFAチャンピオンズ・リーグで三度の優勝を果たしており、必ず勝たせる、というそのカリスマ性を必要としているというのだ。
とはいえ、いくらでも欧州トップレベルのクラブや代表チームから声のかかるジダンが、金銭面のみで中東を選ぶという可能性はそこまで高いとは言えないだろう。
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ただ、ジダンがピッチサイドに立つ。その姿を多くの人が待ち望んでいるのは間違いない。