来季A契約枠、浦和のみ「30人」、他は全チーム「27人」
写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
レンタルは最大10人まで。
Jリーグは10月29日の理事会で「プロA契約27名枠」を継続すると決定した。また、原則10人までとする国内の期限付移籍の規則も承認された。日本サッカー協会(JFA)の理事会での決議を経たうえで施行される。
◎「プロA契約27名枠」の継続
プロA契約枠は27人とする。ただしアメリカ・クラブワールドカップ(クラブW杯)に出場する浦和レッズは30人とする。
これまでの通常ルールは「25人」、ACL参加クラブのみ「27人」としていた。2024シーズンは、パリ・オリンピック開催年による代表選手派遣を考慮し、全クラブ「27人」としていた。
ただし2025シーズンは「27人」を継続することとした。また、浦和レッズは最大約1ヵ月の集中開催になるクラブW杯に臨むため特別枠が設けられた。
◎国内期限付移籍に関する規則
▼変更内容
・国内の期限付移籍で、下記ルールが設定される。
1) 貸出・借受選手数の上限
(1)シーズンを通じて、国内のクラブに貸出・借受できる選手数は、それぞれ最大10人まで。ただし以下の条件をすべて満たす場合は、カウント対象の例外となる。
・21歳の誕生日を迎えるシーズンの終了前に開始する期限付移籍
・移籍元クラブの自クラブ育成選手(15歳の誕生日を迎えるシーズンから21歳の誕生日を迎えるシーズンまでの期間に、自クラブの登録期間の合計日数が990日以上である選手。期限付移籍期間中の期間は、期限付移籍先での育成期間にカウントされる)
2) シーズンを通じて、特定の国内のクラブに貸出・借受できる選手数は、それぞれ最大3人まで。
※この3人の上限に対して、上記(1)のカウント対象の例外は適用されない。
2.期限付移籍の期間
・最長期間は、1年間
・最短期間は、2つの登録ウインドー間(変更なし)
※最短・最長期間を遵守した上での期限付移籍の延長合意は可能。回数に制限なし
3.第三のクラブへのサブローン(又貸し)及び完全移籍の禁止
4.期限付移籍先クラブによる選手契約の一方的な解除の場合の取扱い
1) 選手が移籍元クラブに復帰する権利
2) 選手による移籍元クラブへの通知義務
3)移籍元クラブが選手を復帰させる義務
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4)復帰義務履行の移籍元クラブから一方的解除の移籍先クラブへの求償権