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【アメリカ大統領】トランプ氏の勝因は? ホリエモンが分析「イーロン・マスクはこのために…」

堀江貴文さん。(C)SAKANOWA

ユーチューブ「ホリエモンチャンネル」で背景を解説。

 アメリカ大統領選挙は11月5日に投票が行われたあと開票作業もスタートし、共和党のドナルド・トランプ前大統領(78歳)が民主党のカマラ・ハリス副大統領(60歳)を上回り当選することが確実視される情勢となった。これを受けて、実業家のホリエモンこと堀江貴文氏が6日にユーチューブ「ホリエモンチャンネル」で、「【速報】アメリカ大統領選について解説します」と題した動画を公開。トランプ氏復帰の背景に、実業家のイーロン・マスク氏の存在を挙げた。

 州ごとの選挙人を獲得するシステムであるアメリカ大統領で、7つの激戦州(スイング・ステート)でどちらが勝つかが焦点だった。ただ、拮抗していたと言われていたものの、各方面で言われていたように”隠れトランプ派”も多く、トランプ氏が上回る状況が確実視されるということだ。

 そうしたなか堀江氏は「トランプ氏が優位ではないかと話してきましたが、これ(理由)はエックス、旧ツイッターによるのではないでしょうか」と自論を展開した。

「前回の大統領戦の時はかなり左寄りでした。トランプ氏のアカウントはBAN(公開停止)されていました。それぐらい民主党寄りでした(現在は復活)」

「SNSの中でも特に、こうした選挙の投票人の心理に影響するのがエックスだと思っています」

 そしてイーロン・マスク氏がツイッター社を買収し「エックス」に名称変更した。堀江氏は「これ(大統領選での支持者勝利)が欲しかったからではないかと思います。彼が支持しているのはドナルドさん。EVなどにネガティブなトランプ氏を押さえて、テスラのビジネスを上手くいかせるように取引をするのではないかと思います」と、マスク氏による選挙応援が結果にも大きく影響したと見ていた。

 人種差別、移民排斥運動などやや過激発言も多く、トランプ氏の思想はかなり右傾(保守的、アメリカ第一主義)である。ただし一方で、「彼はビジネスマン」と堀江氏は、ある程度のところで妥協できる点が、日本にとってプラスに働くのではないかと展望する。

「政治家と言えどもビジネスマンなので、前回の大統領の時も、ビジネス的にけっこう譲歩していました。取引をして、金銭的、経済的なメリットがあれば、ある程度妥協する。その交渉ができる大統領です。特に日本の産業界にとっては、(トランプ氏再選は)プラスではないかなと思います」

 すでに市場では、円安、株高が進んでいる。アメリカ景気が再び活気づくということだろうか。

「イーロン・マスクさんが大量の選挙資金をスーパーパックで投入し、スイングステートで様々な情報工作などをした成果が出るのではないか。そう予測していました」

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 堀江氏はそのように改めて強調。マスク氏とトランプ氏の今後の連係――タッグも注目される。