【浦和】リンセンは今季限りで退団か。「オランダでプレーしたい」、まだ契約更新のオファーなし
浦和のリンセン。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
『ESPN』オランダ版のインタビューで語る。
J1リーグ浦和レッズに所属するオランダ人FWブライアン・リンセン(Bryan Linssen)がこのほど『ESPN』オランダ版のインタビューに応じて、今季で満了する契約について浦和からこれまでのところ更新のオファーはなく、本人も「オランダに戻ってプレーしたい」と語った。
リンセンはフェイノールト・ロッテルダムでリーグ13ゴールを記録した実績を買われて2022年夏に加入。34歳になったストライカーは、先日のサンフレッチェ広島戦(〇3-0)でのヘディング弾など、今季リーグ15試合・2得点を記録している。
同メディアでは11月10日、リンセンが友人であるレポーターからのインタビューに応じた。リンセンは今季で契約満了になり、これまでのところ浦和から延長オファーがないため、仲介人は新たなクラブを探しているという。リンセン自身は「オランダで再びプレーしたい」と希望を語っている。
リンセンは日本での生活については「とても楽しい時間を過ごしています」と言う。その一方で次のように現状を説明している。
「私の契約はあと1か月で満了を迎え、そこで一旦帰国する予定です。何が起こるのか、そこで見てみましょう。クラブが私との契約延長を望んでいるのかどうかは分かりませんが、それはまた普通のことです。私のエージェントは他にも私を必要とするクラブがあるかどうか調べています」
そのように現状を冷静に受け止める。
マチェイ・スコルジャ監督のもとではレギュラーポジションを掴み、前線からのハードワークも買われて重宝されている。そのトレーニングに臨む姿勢を含めて、高く評価されている。
関連記事>>【浦和-広島】スキッベ監督猛抗議、なぜ渡邊凌磨はハンドではなかったのか? 競技規則上は「偶発的であっても…」
来年6月のクラブ・ワールドカップ(W杯)を見据えると、居てほしい一人ではある。前線の軸がなかなか確立できずにいるなか、浦和はどのような判断を下すのだろうか。