【バイエルン】「CFムシアラ」が新オプションに。交代出場から2ゴール、ハリー・ケイン不在時の新オプション
CFムシアラがハマり2ゴール!! (C)Midori Ikenouchi
ハイデンスハイムを4-2で下す。ミュラーと交代後、短時間で試合を決める。
[ブンデスリーガ 13節] バイエルン 4-2 ハイデンスハイム/2024年12月7日/アリアンツ・アレーナ
ドイツ・ブンデスリーガ1部13節、首位に立つバイエルン・ミュンヘンが“スーパーサブ”で途中出場したジャマル・ムシアラの鮮やかな2ゴールで、16位と降格プレーオフ圏にいる1.FCハイデンハイムに4-2の勝利を収めた。
12月3日のDFBカップのバイエル・レバークーゼン戦で退場処分を受けたマヌエル・ノイアーに代わり、ゴールキーパーはダニエル・ペレスが務めた。そして久々にスタメン入りしたトーマス・ミュラーがキャプテンの腕章をつけて登場し、ソールドアウトとなった7万5000人の観客が多いに沸いた。
冷たい雨が降りしきるなか、前半はバイエルン優勢にゲームが展開するものの、なかなかゴールが決まらない。それでも18分、ヨシュア・キミッヒのコーナーキックからダヨ・ ウパメカノがヘディングシュートを決めてバイエルンが先制。1-0とリードして折り返した。
そして51分、バイエルン側のディフェンスの隙を突いてハイデンスハイムのマティアス・ホンサックに同点ゴールを決められた。
するとミュラーに代わって途中出場し、センターフォワードを担ったムシアラが57分にシュートを決め、再びバイエルンがリード。そこから点を取り合い3-2となったが、90分、ムシアラがこの日、2本目のシュートを決めて4-2で勝利を収めた。
ヴァンサン・コンパニ監督は「ムシアラの才能とポテンシャルはいまのバイエルンにとっては非常に重要な存在だ」と21歳の至宝を称賛。今季リーグ11試合・8得点と爆発する若きアタッカーに大きな期待が掛けていた。
勝利を収めて首位をキープしたバイエルンだが、ハイデンスハイムに2ゴールを決められ、ディフェンスの甘さが目立った。必ずしも快勝とはいい難い苦いゲームとなり、12日にはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でシャフタール・ドネツクとのアウェーゲームに臨む。
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バイエルンの伊藤洋輝はこの日もメンバー外だった。
※Jamal Musiala の表記ですが、ドイツ語の発音では一般的に「ヤマル・ムジアラ」になりますが、イングランドでの育成年代の代表時代に定着した「ムシアラ」に改めて統一します。
photo and text by Midori Ikenouchi