バイエルンの日本代表DF伊藤洋輝が久々に姿を現す。復帰のタイミングは…
伊藤洋輝。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
ハリー・ケイン、今週末のマインツ戦はまだ間に合わず。
ドイツ・ブンデスリーガ1部バイエルン・ミュンヘンに所属するサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)DF伊藤洋輝(Hiroki ITO)が12月12日、そのトレーニングジャージ姿を久々にメディアにキャッチされた。
VfBシュツットガルトからこの夏バイエルンに加入した伊藤だが、プレシーズン序盤7月のアマチュアチームとのトレーニングマッチでチャージを受けて中足骨を骨折。その後、リハビリに取り組んできた。
10月にはインターバル走、さらにボールを使ったトレーニングを実施。同月下旬にもデビューできるのでは……と思われた。
しかし同14日に負荷をかけた走り込みをした際、大腿部を押さえて医務室に向かう姿が確認された。クラブは当初は大事をとっただけだとしていて、実際10月25日に再びボールを扱うトレーニングを再開し、11月1日にはランニングする姿がSNSで伝えられた。
しかしバイエルンは11月5日、伊藤が中足骨の手術を受けることになったと発表。その後は再び個別メニューに取り組んできた。
そして今回、ドイツメディア『ビルド』が、バイエルンのトレーニング施設内で伊藤の様子をキャッチ。理学療法チームによるフォローを受けていたようだと伝えている。
バイエルンは現在、負傷者が相次いでいる。エースであるハリー・ケイン不在の間にバイエル・レバークーゼンに敗れて、DFBカップのタイトルを失っている。
ヴァンサン・コンパニ監督は14日のアウェーでの14節1.FSVマインツ05戦に向けた記者会見で、すでにボールを扱う練習を再開させているケインはこの週末には間に合わないと見られるものの、ウインターブレイク前最後のRBライプツィヒ戦(現地12月20日)を目指して復帰が近づいていると説明している。
また、そこに伊藤が含まれているかは分からないものの、冬の中断明けとなる1月11日の「ボルシア・メンヒェングラートバッハ戦までには、ほとんどの選手が戻ってきます」と語っている。
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現実的に、伊藤は再び日程が過密化する2・3月あたりの“デビュー”が目標となるか。