×

佐野海舟フル出場、マインツが首位バイエルンに2-1勝利! コンパニ体制リーグ戦初の土をつける

マインツの佐野海舟。(Photo by Juergen Schwarz/Getty Images)

ハリー・ケイン、ノイアー、ウパメカノ不在…起点を作れず。

[ブンデス1部 14節]マインツ 2-1 バイエルン/2024年12月14日/MEWA アレーナ

 ドイツ・ブンデスリーガ1部14節、1.FSVマインツ05が首位バイエルン・ミュンヘンに2-1の勝利を収めた。ヴァンサン・コンパニ監督のもと、バイエルンは今季リーグ戦初の黒星。マインツのMF佐野海舟(Kaishu SANO)はボランチで先発フル出場し、勝利に大きく貢献した。

 バイエルンは大腿部の筋肉系の故障を起こしたハリー・ケインがボールを扱うトレーニングを再開させたものの、この日はまだ間に合わず欠場。伊藤洋輝を含め、マヌエル・ノイアー、ダヨ・ウパメカノら実に9人が離脱中という状況に。

 昨季はリーグ2敗、さらに今季DFBカップでもバイエルンに敗れているマインツだが、ボー・ヘンリクセン監督は試合前の記者会見で「1-0で勝つ」と、勝利を目指す強い意思を示していた。

 マインツは3-4-2-1、バイエルンは4-2-3-1のシステムを採用。前線に起点を作れないバイエルンに対し、ホームチームはボールを奪えれば勢いよくカウンターを繰り出す。

 そして41分、マインツが速攻から二度、三度と攻め直し、ゴールへ迫る。すると右クロスをキム・ミンジェがヘッドでクリアし切れず。その折り返しを、韓国代表MFイ・ジェソンが流し込んで先制に成功した。

 それでも地力に勝るバイエルンは、試合終了間際、ドイツ代表FWレロイ・ザネが決めて1点差に迫る。

関連記事>>「とても刺激を受けている」佐野海舟が語る現在地と課題、そして鹿島への想い

 シュート数はマインツ8本対バイエルン13本だったが、枠内は4本対1本だった。佐野はドイツ代表司令塔であるヨシュア・キミッヒを封じるミッションを遂行し、ホームゲームは3連勝。