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【鹿島】染野唯月、林尚輝が東京Vへ完全移籍「成長した姿をカシマスタジアムで見せます」

染野唯月。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

林「アントラーズに在籍した選手として恥じないよう、選手としても、人としても、大きく成長した姿を見せられるように頑張ります」

 J1リーグの鹿島アントラーズは12月25日、東京ヴェルディに期限付き移籍していたFW染野唯月(Itsuki SOMENO)、DF林尚輝(Naoki HAYASHI)が、いずれも完全移籍することが決定したと発表した。

 二人はそれぞれ、次のようにアントラーズファミリーへ感謝を伝えている。

◎染野唯月
「このたび東京ヴェルディに完全移籍することになりました。小さい頃から鹿島アントラーズで育ち、一度は離れましたが、また戻ってプロサッカー選手をアントラーズでスタートできたことはすごく嬉しかったです。タイトルを取らなきゃいけないクラブだと教えられ続け、必死に食らい付き、良い時も悪い時も、アントラーズのエンブレムを背負ってる以上、全力でやり続けました。

 ファン・サポーターの皆さんがカシマスタジアムで最高の雰囲気を作ってくださり、毎試合鳥肌が立ちました。僕はアントラーズの先輩方から色々なことを教えてもらい、成長することができました。アントラーズで過ごした時間は、これからのサッカー人生の財産です。

 成長した姿をカシマスタジアムで見せます。ありがとうございました」

◎林尚輝
「このたび、東京ヴェルディに完全移籍することになりました。鹿島アントラーズという憧れのクラブで、プロサッカー選手のキャリアをスタートさせていただけたこと、心から感謝しています。

 プロの厳しさを痛感する日々でしたが、試合に出るためにもがき続け、チャンスをもらい、アントラーズのユニフォームを着て、勝利に貢献してともに得た喜びは、今でも鮮明に覚えています。

 2年目はケガに悩まされ、人生の中で最もサッカーができない1年でした。辛かったし、自分の力の無さを実感していましたが、大好きなチームメイトやスタッフ、そしてファン・サポーターの皆様のおかげで頑張ることができました。

 経験豊富で志が高く、頼りになる先輩方。いつも元気で熱い気持ちを持った若手たち。どんな時でも真摯に向き合ってくれるスタッフの方々。そして、厳しくも温かく応援し続けてくれるファン・サポーターの皆様。僕にとってこの出会いは人生の宝物であり、ともに過ごした時間はかけがえのないものです。本当に感謝しています。

 しかし、タイトルを取るため、その力になるためにアントラーズに加入しましたが、現実は厳しく力になることはできませんでした。申し訳ない気持ちと、悔しさが残っています。

 ですが、この決断を肯定するためには、貪欲に成長し続け、結果で示すしかないと思っています。アントラーズに在籍した選手として恥じないよう、選手としても、人としても、大きく成長した姿を見せられるように頑張ります。

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 鹿島アントラーズに関わるすべての皆様、本当にありがとうございました」