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【移籍】JFL降格の岩手FW上笹貫剣がオリヴェイレンセへ加入決定「娘が産まれたこの地に胸を張って戻って来られるよう、新たな道を歩むことを決意しました」

いわてグルージャ盛岡のエンブレム。(C)SAKANOWA

「3年間ありがとうございました。二度の降格という屈辱。その一言に尽きます」

 JFL(日本フットボールリーグ)に降格した いわてグルージャ盛岡は1月1日、FW上笹貫剣(Mamoru KAMISASANUKI) がポルトガル2部UDオリヴェイレンセへ移籍することが決定したと発表した。

 上笹貫は1999年5月4日生まれ、東京都出身の25歳。183センチ・77キロ。

 これまでのキャリアは、東京清瀬VALIANTE ― FCコンソルテ ― セント ジョンボスコ高(アメリカ) ― パテアドールアカデミーU-19(アメリカ) ― パシフィック大(アメリカ) ― 岩手 ― オリヴェイレンセ。左ウインガーの上笹貫は2024シーズン、J3リーグ9試合・1得点、公式戦通算16試合・1得点を記録している。

 上笹貫は次のように岩手を通じて、次のようにコメントしている。

「いわてグルージャ盛岡に関わる全ての皆様、3年間ありがとうございました。二度の降格という屈辱。その一言に尽きます。

 それでも、僕の成長のために常に前向きな言葉をかけてくれた歴代の監督、コーチングスタッフ、どんな状況でも変わらず切磋琢磨してきたチームメイト、いつも力強い後押しをしてくれるファンサポーターの方々と共に闘えたことは、僕にとってかけがえのない財産になりました。

 でも、やっぱり振り返ると悔しさや後悔、そんな言葉しか出てきません。娘が産まれたこの地に胸を張って戻って来られるよう、新たな道を歩むことを決意しました。

 その日まで、共に闘いましょう」

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 J3からアマチュアカテゴリーへ降格するチームからのポルトガル行き――。日本からヨーロッパへの海外挑戦は、さらに加速していきそうだ。その道がさらに拓けていくかは、上笹貫の活躍にもかかっている。