×

タイガー軍団、執念の全国制覇。前橋育英が流経大柏をPK戦の末に下し、7大会ぶり2度目の優勝│第103回 全国高校サッカー選手権大会

前橋育英が7年ぶり二度目の全国制覇! 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

決着は10人目までもつれ込んだが――。

[全国高校サッカー選手権 決勝]前橋育英 1(1-1、0EX0、9PK8)1 流経大柏/2025年1月13日14:05/国立競技場

 第103回 全国高校サッカー選手権大会・決勝、前橋育英 対 流通経済大柏の一戦、延長まで110分間戦って1-1で決着がつかず、前橋育英がPK戦の末に10人まで突入して9-8で競り勝ち、7年ぶり二度目の全国制覇を成し遂げた。

 立ち上がりは流経大柏が主導権を握る。そして12分、J2に昇格するカターレ富山への加入が内定している亀田歩夢が鮮烈のシュートを突き刺して先制に成功した。

 そこから前橋育英が反撃。31分、右サイドを切り裂いた黒沢佑晟がゴールラインぎりぎりで相手DFを振り切る。その右クロスを柴野快仁がヘッドで叩き込み同点に追い付いてみせた。その後は前橋育英がオノノジュ慶吏を軸にボールを収めて挽回した。

 それでも後半は流経大柏が挽回。選手交代しながら一進一退の攻防が続いた。

 試合は10分ハーフの延長戦でも決着がつかず、PK戦に突入する。そして8人目が両チームともに外したが、10人目で先行の流経大柏がミス。ここで先制点を決めていた柴野に出番が回ってきて、GK加藤慶太のタイミングをずらすショットを沈めて、前橋育英が優勝を決めた。

いま読まれている記事>>「仕組んだのは中居正広さん」、会食は女性を誘うための嘘!? フジテレビ関与否定、若狭弁護士がもう一つの有力説を唱える

 流経大柏は湘南ベルマーレ入りが内定しているエースストライカーの松本果成の負傷欠場が響いた。前橋育英は就任43年目となる山田耕介監督のもと、7大会前の同カードのファイナルを再び制して二度目の優勝を成し遂げた。