【清水】トップ下乾貴士が国立で躍動「色んな意味で大きな1勝になった」
乾貴士。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
東京Vに1-0勝利、「自分たちはチャレンジャーだという気持ちで臨み、十分できると思いました」。
[J1 1節] 東京V 0-1 清水/2025年2月16日14:03/国立競技場
J1リーグ2025シーズン開幕戦、清水エスパルスが東京ヴェルディとの国立決戦、エース北川航也のゴールで1-0の勝利を収めてみせた。
清水に所属するロシア・ワールドカップ(W杯)日本代表の乾貴士(Takashi INUI)は4-2-3-1のトップ下で先発し、攻撃の起点となって国立の舞台で躍動。90+3分までプレーして勝利に大きく貢献した。
「国立でのヴェルディとの対戦となると、ファンの人たちは2年前のプレーオフを絶対に意識していたと思います。自分たちはそこまで意識していませんでしたが、新国立で勝てたのは初めてなので、色んな意味で大きな1勝になったと思います」
そのようにこの勝利を受け止めた乾は、「勝っていくことで自信になりますし、もちろん1点では物足りないという気持ちも分かりますが、まずは勝つことが一番でした。やっていきながら成長していきたいです」と、さらなる進化を誓った。
3年ぶりのJ1の舞台。昨季同じくJ1復帰組ながら6位と躍進した東京Vに勝利を収められたことで、「自分たちはチャレンジャーのつもりでやりましたが、十分できると思いました」と一つ自信にもつながった。
また乾自身はトップ下でのプレーに、「(両サイドのMFなど)もうちょっと良さを出してあげたいなというのが本音です。自分が真ん中にいるので、周りの選手をもうちょっと生かしてあげられるようにしたいです。そこは試合を重ねながら良くなっていくと思います」と課題を挙げていた。
「(守備に関しては)本当に安定していました。セットプレーのところはやられかけたので、そのあたりは、みんなで修正してやっていきたいです。勝つことができて、今日は喜びますが、明日からはまた色んなことを考えて修正しながら、みんなでやっていければと思います」
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清水にとっては、大きな意味のある1勝になった。22日はIAIスタジアム日本平でアルビレックス新潟と対戦する。