×

【浦和】スコルジャ監督が岡山戦へ元レッズの江坂ら3人の名前を挙げて警戒。先発は変更「柏戦と同じスタメンにはなりません」

これまでの課題など、そして岡山戦に向けて抱負を語った浦和のスコルジャ監督。(C)SAKANOWA

いまだ未勝利、3/8ホームでの連戦に。「フィジカルが強く、素早い切り替えを持っている」、CKなどセットプレーにも気を引き締める。

[J1 5節] 浦和 – 岡山/2025年3月8日14:00/埼玉スタジアム2002

 J1リーグ浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が3月6日、オンラインによる記者会見に応じて、2日後のファジアーノ岡山戦に向けて抱負を語った。

 浦和は2日に行われたホーム初陣の柏レイソル戦を0-2で落として2連敗。開幕から2分2敗と未勝利のまま19位と低迷している。

 指揮官はクラブ初のJ1昇格を果たし、これまで2勝1分1敗と好調な岡山の印象について、次のように語る。

「フィジカルに強く、素早い切り替えを持っているチームです。前線の3枚は非常に良いと思います。真ん中に一美(和成)がいて、浦和レッズでもプレーした江坂(任)、それに岩渕(弘人)がシャドーにいます。切り替えのところで、守から攻のスピードを生かしてプレーできる選手たちです。

 また、岡山はすでに今季コーナーキックから3点を決めています。その彼らの強みをいかに抑えるかも勝利へのポイントだと思っています」

 まず試合開始の10分・15分間の戦い方を鍵に挙げていた。

「ホームゲームですので、自分たちでボールを長く保持しながらゲームコントロールできればと思います。立ち上がりの10分、15分間のプレーを向上させなければいけません。柏戦ではボールを持たせてしまい、心理的なアドバンテージを作り出せず、そこでホームの優位性を生かし切れませんでした」

 また、スタメンについては柏戦から変更があるという。

「柏戦と同じスタメンにはなりません。多くの新加入選手がいるなか、彼らがJリーグに慣れて行くための時間も必要だと思っています。たくさんの要素がありますが、そのなかでバランスを取っていきたいと思っています」

 そこでスコルジャ監督は「中央のバランス」を一つテーマに挙げていた。

「(機能面の課題について)ピッチの中央でゲームをコントロールできていないからだと思います。開幕(ヴィッセル神戸戦)の時はそれが上手くいっていました。渡邊凌磨が離脱してから、そこでのいい形をまだ見つけられていません。その中央のところをしっかり守れるように、最も良い形を見つけるのが今の私の仕事だと思っています」

 今回も苦手とする3バックのチームとの対戦になる。プレスの掛け方にも修正をかけて臨むということだ。

「(システム変更はあるのか?)ハイプレスで大切なのは、かけるタイミング、強度、前線から最終ラインの距離感――コンパクトさを保たなければなりません。それはどのシステムに対しても共通し、ボールホルダーには必ずプレスをかけなければいけません。それができなければ、どのシステムであっても破られてしまう可能性があります。

 もちろん湘南、柏戦とプレスは機能しなかっただけに、どうするかは考えなければいけません。やり方としては、形(システム)を変えてプレスをかける、あるいは(現在の守備時)4-4-2からのプレスを改善していくやり方があります。両方の練習をしてきたので、明日最終的に決断したいです」

関連記事>>【浦和】クラブW杯の賞金総額は『10億ドル』(約1500億円)。FIFA理事会で承認、参加32クラブに分配へ

 どのようなメンバーで臨み、どのような戦い方の変化を見せるのか。何よりホームでの熱い声援のもと、サポーターと一丸となって、今季初の勝点3を掴み取りたい。

Posted by 塚越始