【サッカー日本代表】27選手のW杯メンバー”当落予想”。久保建英や三笘薫ら14人「当確」、5人「有力」、残りは『7枠』
サウジアラビア戦に臨んだ日本代表のスターティングイレブン。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
3月シリーズに臨んだ選手、中盤すでにほぼ固まる。一方、守備陣は不安要素も。
サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)は北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選(3次予選)3月シリーズを1勝1分で終え、通算6勝2分の勝点20として、W杯出場権獲得を獲得したうえでグループ首位を確定させた。
気が早いものの、今回臨んだ27選手のW杯メンバー(前回大会の26人枠)入りの“当落予想”をしてみた。
中盤は10人が「当確」で、「有力」の中村敬斗もこのまま調子を保って結果を残せばほぼ確実。あとは鈴木唯人、松木玖生らをはじめとする、ニューヒーローの突き上げが期待されるところだ。
基本的にはケガなどがなければ大幅な入れ替えはないとも言える。ただしW杯優勝を本気で狙うのであれば、久保建英や三笘薫のインパクトを超えるぐらいのタレントの出現が必須とも言える。
不安はDF陣か。負傷から復帰後、バイエルンでも慎重に起用されてきた伊藤洋輝が、今回の日本代表の連戦ではいずれも先発出場する強行軍に。そこから中3日でドイツへ戻った最初の試合で再び中足骨骨折を負い、今季の復帰は絶望的となった。同じ箇所の負傷を繰り返しているのも心配だ。
冨安健洋も負傷を繰り返している。町田浩樹も今回は負傷の影響で不参加となった。中山雄太も何度か負傷離脱をしている。
伊藤も基本的には「当確」だが、新シーズンに突入したあとの状態によっては、日本代表全体のプランが狂う。今回のメンバーでは板倉滉と伊藤が「当確」だが、不確定要素の多いエリアとなっている。メガクラブでプレーする冨安、伊藤が万全の状態に戻せるかどうかは、日本代表のW杯優勝への必須ポイントになる。
それは前線にも言えて、上田綺世も負傷を繰り返しているのは不安材料に。上田不在だと日本の攻撃のバリエーションは一気に減るため、町野修斗ら共通項の多いタイプのFWの活躍も期待される。
全体では14人が「当確」、5人が「有力」。あとは残り「7枠」となっている。
▽3月シリーズに臨んだ27選手のW杯メンバー入り当落予選
◎=当確
〇=有力
△=対抗
GK
◎ 鈴木彩艶(パルマ・カルチョ1913)
〇 谷晃生(FC町田ゼルビア)
△ 大迫敬介(サンフレッチェ広島)
※今回未招集の候補選手
小久保玲央ブライアン(シント=トロイデンVV)
中村航輔(無所属)
前川黛也(ヴィッセル神戸)
DF
◎ 板倉滉(ボルシア・メンヒェングラートバッハ)
◎ 伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)
〇 中山雄太(FC町田ゼルビア)
〇 高井幸大(川崎フロンターレ)
〇 長友佑都(FC東京)
△ 関根大輝(スタッド・ランス)
△ 瀬古歩夢(グラスホッパー・チューリッヒ)
△ 菅原由勢(サウサンプトンFC)
※今回未招集の候補選手
冨安健洋(アーセナルFC)
町田浩樹(ユニオン・サン=ジロワーズ)
谷口彰悟(シント=トロイデンVV)
毎熊晟矢(AZアルクマール)
橋岡大樹(ルートン・タウンFC)
西尾隆矢(セレッソ大阪)
MF
◎ 三笘薫(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC)
◎ 久保建英(レアル・ソシエダ)
◎ 遠藤航(リバプールFC)
◎ 守田英正(スポルティングCP)
◎ 堂安律(SCフライブルク)
◎ 伊東純也(スタッド・ランス)
◎ 鎌田大地(クリスタル・パレス)
◎ 前田大然(セルティックFC)
◎ 田中碧(リーズ・ユナイテッドFC)
◎ 南野拓実(ASモナコ)
〇 中村敬斗(スタッド・ランス)
△ 旗手怜央(セルティックFC)
△ 藤田譲瑠チマ(シントトロイデン)
※今回未招集の候補選手
鈴木唯人(ブレンビーIF)
川村拓夢(RBザルツブルク)
山本理仁(シント=トロイデンVV)
平河悠(ブリストル)
脇坂泰斗(川崎フロンターレ)
伊藤敦樹(KAAヘント)
FW
◎ 上田綺世(フェイエノールト・ロッテルダム)
△ 町野修斗(ホルシュタイン・キール)
△ 古橋亨梧(スタッド・レンヌ)
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※今回未招集の候補選手
小川航基(NECナイメヘン)
浅野拓磨(RCDマジョルカ)
細谷真大(柏レイソル)
大橋祐紀(ブラックバーン・ローバーズ)