【浦和】原口元気が左足のブーメランクロスで今季初アシスト「ここ数試合、フィーリングは良かった」
浦和の原口元気。写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI
試合を決定づけるボザの一撃をお膳立て!「できればオフェンシブな仕事をしたいと思っていましたけれど…」
[J1 11節] 浦和 3–1 横浜FM/2025年4月20日16:00/埼玉スタジアム
J1リーグ11節、浦和レッズがマテウス・サヴィオ、渡邊凌磨、ダニーロ・ボザのゴールで、横浜F・マリノスに3-1の勝利を収めた。浦和は首位の京都サンガF.C.から2ポイント差の暫定4位に浮上した。
浦和の元サッカー日本代表MF原口元気は64分に途中出場。88分にコーナーキックの流れから、左足の高精度クロスで、ボザの来日初ゴールをアシストした。今シーズンは前線での起用を希望しているものの、最近はサイドに起用され、時に6バックのような態勢になりながらこの日も勝利に貢献した。
そうしたなか、今回ようやく今季初アシストを記録した。
原口は試合後、「ここ数試合、フィーリングは良かったし、できればオフェンシブな仕事をしたいと思っていましたけれど、今日も勝っている状況で、まずは守備からと入りました。失点しないところがメインになってくるので、なかなか仕掛けるシーンは少ないなか、あのように結果が出たのは良かったです」と振り返った。
「だからと言って、負けていたり引き分けていたりする状況を望んでいるわけではありません。そうしたタイミングもまた来ると信じながら、自分のコンディションとフィーリングを高く保っていくことが大事なので続けること。絶対に自分のタイミングが来ると思っています」
そのように来月34歳になるアタッカーは、あらゆる求められる役割をしっかりしながら、一方で、もっと自分をアピールしたい思いもあるということだ。
勝っている状況でのラスト30分頃の投入は、様々な状況によって「全然試合の入り方が変わってくるので、そこの難しさはあります」という。
「状況を読みながらプレーしなければいけない。これだけ経験があっても、それでもピッチ上でしっかり判断しなければいけない難しさはあります。ここ3試合、しっかり綺麗に勝ち切れているし、今日は一つ仕事もできました。その意味で、この仕事(守備メインのハードワーク)をやり続けたいとは思っていないですけれど(苦笑)、最低限やりつつ、自分の時間を待ちながらやっていきます」
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原口の浦和に懸ける情熱は、やはり特別なものがある。マチェイ・スコルジャ監督にとって、チームの勝利に向けた“原口の最大限の活用法”もまた今後のテーマの一つにはなってきそうだ。