8試合未勝利のFC東京にサポーターから「意地見せろ」コール
FC東京サポーター。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHJARA
一方、歓喜の清水は10試合ぶりの無失点勝利。
[J1 28節] FC東京 0-2 清水/2018年9月29日/味の素スタジアム
清水エスパルスがドウグラス&北川航也の2トップのゴールで、FC東京に2-0の勝利を収めた。リーグ戦2試合ぶりの勝点3、無失点は8月1日の19節・サガン鳥栖戦(〇1-0)以来、実に10試合ぶり。一方、FC東京はチャンスも限られ8試合勝ち星なし(3分5敗)。一時は2位につけていたが、5位に転落した。
両サイドバックが攻撃参加を狙う4-4-2同士のミラーゲームに。徐々に主導権を握った清水は後半に入ると、テンポよくパスを回してスペースを突く。65分、ドウグラスがカウンターから左サイドを持ち上がり、左足の強烈なシュートを放つ。GK林彰洋は間一髪横っ飛びでセーブしたが、こぼれ球を北川が押し込んで先制に成功する。
さらに81分、再びドウグラスが仕掛けると、ペナルティエリア内でチャン・ヒョンスに倒されてPKを獲得。これをドウグラスが豪快に決めて、2-0とリードを広げる。その後もアウェーチームが試合をコントロールしながら、FC東京の反撃を凌ぎ無失点で切り抜けた。
完勝とあって味スタに駆け付けた清水サポーターはまさに歓喜一色に。一方、試合前にはOB戦も行われたFC東京だが、トップチームはほとんどチャンスを作れず、いいところなく完敗を喫してしまった。覇気の感じられない戦いぶりに、ゴール裏からはブーイングとともに「意地見せろ!」のコールが起きた。
文:サカノワ編集グループ