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アンチェロッティがレアル・マドリード退団、ブラジル代表の監督に就任か。『スカイ』報じる

コパ・デル・レイ決勝の試合後、優勝したバルセロナのラフィーニャと何やら話すレアル・マドリードのアンチェロッティ監督(左)。写真:ロイター/アフロ

コパ・デル・レイ決勝でバルサに敗れ無冠の可能性が高まり。

 スペイン1部レアル・マドリードを率いるイタリア人のカルロ・アンチェロッティ監督(Carlo Ancelotti)が4月27日、前日のコパ・デル・レイ決勝でFCバルセロナに延長戦の末に敗れ、今シーズン無冠に終わる可能性が高まったため、クラブを退団して噂されてきたブラジル代表の指揮官に就任する公算が強まっているという。

『スカイ』は同日、この65歳の指揮官のブラジル代表への就任が「非常に近づいている」と報じた。

 同メディアはアマール・メータ記者の独占情報として、「カルロ・アンチェロッティはブラジルの次期監督就任に非常に近づいている。情報筋によると、交渉は5月も継続され、同イタリア人は早ければ来週にもレアル・マドリードを退団する見込みだ」と、いずれにせよレアル退団が確実視されていると見ている。

 ただし、そのままブラジル代表へ“移籍”する形になる可能性があるというのだ。以前からブラジルサッカー連盟(CBF)はアンチェロッティにアプローチしてきたが、コパ・デル・レイ決勝の会場で、仲介役であるブラジル人実業家のディエゴ・フェルナンデス氏が写真を撮影されたという。

 ブラジル代表は3月シリーズで、コロンビア代表に2-1の勝利を収めたものの、最大のライバルであるアルゼンチン代表に1-4の大敗を喫した。そのためドリヴァル・ジュニオール監督が解任されていた。

 後任候補として、以前から変わらずアンチェロッティとアル・ヒラルを率いるポルトガル人ジョルジェ・ジェズス監督、この二人の名前が挙がっていた。

 2026年の“ほぼホーム”となる北中米ワールドカップ(W杯)で、ブラジルは優勝を目標にしている。ブラジル連盟は人選作業を進めていて、「理想としては、ブラジルは6月の国際試合までにアンチェロッティ監督が就任することを望んでいる」という。

 ラ・リーガでは首位バルサと4ポイント差の2位で追走しており、逆転優勝のチャンスは残っているが、果たして……。

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『スカイ』はこの件で、CBF、レアル・マドリードに対して問い合わせをしているそうだ。