【浦和 3-2 FC東京】9分間の中断、審判団からの説明は!? 松橋監督「我々に非がありましたと…」
FC東京の松橋力蔵監督。(C)SAKANOWA
「ハンドの検証」により時間が割かれる。
[J1 17節] 浦和 3-2 FC東京/2025年5月17日16:03/埼玉スタジアム
J1リーグ17節、浦和レッズがFC東京との一戦、先制されながらも石原広教の同点ゴールと途中出場した松本泰志の2ゴールで3-2の逆転勝利を収めた。浦和は3試合ぶりの勝点3獲得。
80分、浦和の左コーナーキックの流れから、二次攻撃で金子拓也が右クロスを放った。するとファーサイドで詰めた松本が体ごとボールを押し込み、2-2に追い付いてみせた。
しかし、そこから約9分間の中断があった。
まずVARによる「ゴールの確認中」で、「オフサイドの可能性」に。松本が触れる前、ジャンプヘッドに向かったダニーロ・ボザがボールに触れていれば、松本はオフサイドだった。しかし、ボザが明らかにボールへ触れていることは確認されなかった。
約2分半後、「オンサイド」でゴールが認められた。
だが、VAR判定が続き「ゴール確認中」で、「攻撃側のハンドの可能性」に切り替わる。
体でボールを押し込んだ際に松本のハンドかどうかをチェックした。ここでさらに5分以上の時間を要した。松本の体にしっかり腕がついているようだが……そのチェックが続いた。
すると最終的に、松本のゴールが認められた。
試合が再開される直前、山本雄大主審から両キャプテン、さらにピッチサイドに行き両監督に対して、この中断に関する説明があった。
FC東京の松橋力蔵監督は試合後の記者会見で、この時どのような説明を受けたのか? という質問に次のように答えた。
「オフサイドとハンドの検証で、ハンドの検証への対応で、少し遅れが出てしまったということです。対応の遅れたところには、我々に非がありましたという説明でした。我々もそこは了解をして、その後、ハンドの事象はないということで、受け入れるしかありませんでした。(オフサイドに関しては?)3D(ライン)で最後確認したが、そういうことはなかったということです」
このあと松本のアディショナルタイム弾が決まり、浦和が白星を掴んだ。
2ゴールは奪えたFC東京だが、決定機はほとんどなし。目指している迫力のある攻撃はなかなか見せられなかった。最後は埼スタの雰囲気にも飲まれるように、力なく敗れてしまった。
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4位の浦和は21日に川崎フロンターレ、24日に名古屋グランパスと中2日でのアウェー連戦に臨む。一方、FC東京は16位に。21日にルヴァンカップで湘南ベルマーレとアウェー、25日にリーグ戦でサンフレッチェ広島と国立競技場にて対戦する。