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【移籍】ボルシアMGがFW町野修斗の獲得を発表。キールにとって“歴史的な契約”に

町野修斗 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

2029年までの4年契約。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部ボルシア・メンヒェングラードバッハ(ボルシアMG)は7月26日、同2部に降格したホルシュタイン・キールのサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)FW町野修斗(Shuto MACHINO)を完全移籍で獲得したと発表した。2029年6月まで4年契約だと公表している。チームはすでに始動していて、板倉滉とチームメイトになる。

 ボルシアMGのローランド・ヴィルクス・スポーツ担当マネージングダイレクターは次のように町野の獲得を喜んでいる。

「様々なポジションでプレーできる万能型ストライカーの修斗は、チームに多くの選択肢をもたらしてくれます。昨シーズン、ブンデスリーガで二桁ゴールを決め、実力を証明しました。彼がボルシアMGへの加入を選んだことを大変嬉しく思います」

 町野は「ボルシアMGに加入したいと強く思っていたので、移籍が決まって本当に嬉しいです。できるだけ早くチームに貢献できるように全力を尽くします」と語っている。

 湘南ベルマーレから当時2部だったキールに移籍した町野は2022-23シーズンにレギュラーとして活躍し1部昇格に貢献。そして2024-25シーズン、初めてブンデス1部リーグでプレーし、リーグ32試合・11得点、公式戦通算34試合・12得点と二桁ゴールを記録した。日本代表復帰も果たし、1年後の北中米W杯出場も目指す。

 移籍金だが『スカイ』によると固定で約600万ユーロ(約10億円)から約700万ユーロ(約12億円)、プラス出来高でトータル1000万ユーロ(約17億円)に達する。またキールが一部の町野の権利を保持し、さらに移籍した際、その移籍金の一定額が支払われる。これはキールにとって歴史的な契約だという。

 ボルシアMGは現地8月17日のDFBカップ1回戦で2025-26シーズンの初陣を迎える。さらに同24日のホームでのハンブルク戦でブンデスリーガ開幕を迎える。

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 チームの始動後のトレーニング風景も公開されていて、あと1年の契約を残すなか移籍が噂される板倉も合流し元気な姿を見せている。