【ドイツ紙】武藤嘉紀のための企画だ!今季移籍した元ブンデスリーガ組特集に登場
日本代表でプレーする、ニューカッスルの武藤嘉紀。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
『ビルド』紙の「あのスターたちの調子はどうだい?」の14人にピックアップ。
ドイツの大衆紙『ビルド』の電子版が10月8日、今季ドイツから海外に移籍していった「俺たちの元ブンデスリーガ組のスターたちの調子はどうだい?」という特集を組み、14人のうちの一人に1.FSVマインツ05からニューカッスルユナイテッドに移籍した武藤嘉紀(26歳)が登場。先日のマンチェスター・ユナイテッド戦でのゴールを奪った活躍などが紹介されている。
特集に登場しているのは、アンドレ・シュールレ(27歳/ボルシア・ドルトムント→フルハムFC)、マックス・マイヤー(23歳/シャルケ04→クリスタル・パレスFC)、アルトゥーロ・ビダル(31歳/バイエルン→FCバルセロナ)、ナビ・ケイタ(RBライプツィヒ→リヴァプールFC)ら。そのなかにFIFAロシア・ワールドカップ(W杯)日本代表のFW武藤も取り上げられ、以下のように紹介されていた。
「わずか1000万ユーロ(13億円)で、マインツは武藤のニューカッスルへの移籍を容認した。日本人のFWでは唯一の移籍組だ。直近のマンチェスター・ユナイテッド戦で初めて先発出場し、2-0とするゴールを決めた。しかしこれでも十分ではなく、ニューキャッスルは2-3で敗れている」
日本で13億円の移籍金が発生すれば、ビッグディールになるだろう。しかし、ボルシア・メンヒェングラートバッハからサウサンプトンFCに移籍した同い年であるデンマーク代表のDFヤニク・ヴェスターゴーアの違約金は、2300万ユーロ(約29億8000万円)と武藤の倍以上。バイアー・レバークーゼンからASモナコに移った21歳のベンヤミン・ヘンリヒスの移籍金は2000万ユーロ(約26億円)。ケイタは実に60億ユーロ(約80億円)だ。
そう考えると、マンチェスター・ユナイテッド戦でのゴールにより、武藤の価値はさらに高まったと言えるか。この活躍を見せていけば、日本代表復帰も間もなくだろう。そして2015年から3シーズン在籍したマインツのサポーターのみならず、ドイツのメディアも、現在”世界一”のリーグと称されるプレミアリーグでの武藤のプレーに注目している。
文:サカノワ編集グループ